望んだからといって簡単に手に入るわけではないが
地位や肩書き、名声が欲しければ
それなりの生き方があるだろう
そんなものとは無縁の日々を送っていると
「なぜ?」と聞かれることがある
ぶら下げるものがこれ以上増えてはかなわないし
そんな生き方は性に合わないと思っただけのこと
大したことではない
十把一からげにされるのはお断りだが
生涯無印と決めてつつましく生きる暮らしがあってもいい
足を止めなければ誰の目にもとまらない路傍で
自分に何と言う名前がついているのかも知らずに
今も可憐な花を咲かせている野草たちがいる
立派な植木鉢で彩り鮮やかに花をつける栽培種よりも
そんな花たちの生き方に憧れる…
ただそれだけのこと
ひっそりと咲いて 散ります … 山頭火