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暁月記録40 創られた命の意味

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終了の合図にエメトセルクに手を振ってあげなよ、とヒュトロダエウスに言われたから手を振る事にした。
エメトセルクを選択出来ないから普通に手を振ったら気付いたみたいで、カリュブディスに指示を出してゆっくりと陸地に向かって来た。

青いカリュブディス、めっちゃエメトセルクの後ろをついて来てる。大分懐かれたな。
ヘルメスがエメトセルクに礼を言った。
少し離れた所にいたヒュトロダエウスもこちらに来た。のんびり休憩出来たって。
「よく言う……」
エメトセルクの顔は見えないけど絶対呆れた顔してる。
最初の方は補助が必要だったけど後半はほとんど自力で飛んでたからもう補助は要らないだろうって。
良かったね。これで殺されずに済む。
悩ましげな観察者がお疲れ様とやってきた。
彼も青いカリュブディスが飛ぶ所をしっかり見てたらしい。
今回は人が補助したけど、彼らは群れを成す性質があるから経験が蓄積されればまた飛べない個体が生まれても群れの仲間が補助するようになるかもしれないって。
頭いいな。カリュブディス。
ヘルメスは観察者にまだ観察を続けろと言った。これで大丈夫っていうわけじゃないのか。

悩ましげな観察者はあくまでイデアを変える方を選びたいようだ。
群れの仲間が補助するような可能性に賭けるよりも、飛べないような水属性に偏った例外の個体が生まれないようにイデアを調整してもらう方が確実だと言ってる。
「……既に彼らはここにいるんだ。まずは目の前のものと徹底的に向き合ってくれ」
ヘルメスが話す。ヘルメスって本当に現代人の感覚に近いよね。生き物に対する感覚だけかもしれないけど。生き物っていうか命に対する認識?
今のファダニエル、お師匠だという人が死ぬのも嫌がってるし、それはおそらく古代人としては異質だけど、現代人である私達には近い感覚だもの。

観察者は明るく了解してくれたからそれ以上は揉めなかった。
メーティオンが心配そうにヘルメスに近寄る。
ヘルメスは大丈夫だと言った。

ヘルメスの仕事はこれで終わりらしい。
ここで一旦休憩か、別の仕事場を視察するかにしろ、一旦アナグノリシス天測園に戻ろうとヘルメスに言われた。
特に異論は無いので戻ろう。

ヒュトロダエウスはなかなか興味深い視察だったと話した。
「最後は特に……フフ、良い思い出になったとも!」
それはエメトセルクが飛ぶ練習を見てあげた事なのか、私と話した事なのか、どちらなんだろ。エメトセルクの方かな。

ヘルメスにこんな他愛のない仕事でいいのか、退屈しなかったか聞かれた。
面白かったですよ?

エメトセルクに話しかけたら無理矢理手伝わせた事に対する謝罪を要求された。心の狭い男だな。
違うらしい。謝罪をするなら不要だと言われた。
手っ取り早い対処法として手伝っただけで、断じて私達の押しに負けた訳じゃないらしい。
そここだわる必要あるの!?
ヒュトロダエウスが笑ってるわよ。

「……放っておいてくれ、どっと疲れた」
エメトセルクにそう言われたけど魔力が無尽蔵にあるんじゃなかったっけ?あれくらいで疲れないのでは?


ヘルメスに私の求めていた情報があったのか聞かれた。
普通に楽しんでたから何をしに来たのか忘れました。
「まだ、ハッキリした事は何も……」
「デュナミスの件が関係あったかも」←
「正直、途方に暮れている」
デュナミスの力をどうにかすれば災厄を退けられそうだしな。
ヘルメスにデュナミスが私の目的と関係しているのなら、それは珍しい案件だと言われた。
まあね。滅びゆく世界を救う方法を探してるから。

誰か来た。ヘルメスを探してたみたい。
熟練の観察者は炎狼のリュカオンがまたやらかしたと言った。
次から次へと動物絡みのトラブルが起こるのね、ここ。
野原に放って動向を観察する予定だったのに、放った途端に大暴れして、近くにいた怪鳥オキュペテを沢山殺したらしい。
オキュペテなら私も絡まれたからさっき殺したわね?大分数減ってるんじゃ??
飛べないカリュブディスよりリュカオンの方が問題児なのでなくて?
ヘルメスは食事は足りてたのか、オキュペテが挑発したんじゃないかと尋ねた。
そういう不備は無いし、リュカオンの気性が荒いだけだと観察者は言った。
今回の件は観察者の方が正しそうだな。

リュカオンは非常に完成された美しい生物だから多少気性が荒くても創造物管理局はイデアの登録をするだろうと観察者は言った。
そういうものなの、ヒュトロダエウス!?
生物的にちょっとおかしくても、美しければそれでいいの!?
何だそれ。完成された美しい生物ならちょっと機嫌が悪くて他の生物を皆殺しにしてもいいのか。
古代世界って平和だと思ってたけど割とサバイバルな一面もあるのね。
あ。イデアを保管するだけで世界に放たないという選択肢もあるのね。
美しい完成された生物として登録はするけど、生き物として生きる事はない。そういう事……。
つまり今いるリュカオンもエーテルに戻されてしまうのかしら。
そんなのヘルメスが許すはずがないわね。

熟練の観察者はエルピスでももう研究すべき点は無いから、主担当のドーロスが観察用に創造したリュカオンをエーテルに戻すと言った。
もうエーテルに戻すのが決まってた。早いな。そんな綺麗な美しい完成された生物をちょっと見たいから殺す前に見せてほしい。

ヘルメスが現場の場所を聞いた。
観察者は教えてくれたけどドーロス達がまだ残ってるかは分からないと言った。
それでも行くのがヘルメスよね。私も行くわ。リュカオンを見たい。
ヘルメスは走って行き、メーティオンも追いかけた。
エメトセルクはこれが奴の仕事なら私には見届ける義務があるから追いかけるぞと言った。
異論は無い。


現場に着いたら鳥がいっぱい死んでた。
エメトセルクは随分派手に暴れたなって言ってる。当のリュカオンはいないみたい。もう殺されたのかな。
ヒュトロダエウスはこの鳥も弱い生き物ではないはずだと言った。
うん。知ってる。さっき襲われたもの。
大型で牛や馬に似た屈強な脚と角を持つ。それにより鳥でありながら地上での戦いも得意とするというコンセプト。
何を思ってそんな鳥を作ったんだい?
メーティオンは悲しくて悔しい重たい想いが満ちてると言った。きっとヘルメスの想い……。あとは殺された鳥の想いかな。

ヘルメスは鳥の死体を調べて、爪痕に咬み傷と火傷の痕があるから炎を操るリュカオンにやられたと言った。
割と派手に攻撃してるから一撃で鳥を殺すのは出来なかったんだな。
リュカオンとドーロスはいないから、彼はこの先の十二節の園を観測拠点にしてるから話を聞いてくるとヘルメスは言った。
リュカオンまだいるなら私も行きたい。
ヒュトロダエウスはエメトセルクと一緒にリュカオンが逃げ出したという線がないか視ておくって。
エーテル追えるからな。この2人。そんな好戦的な生き物が逃げてたら危ないものね。
メーティオンに案内されて私はそこに行く事になった。
また同行イベントかと思ったが違うようだ。


行けないようになってた場所が行けるようになってるんだけど!?
新しい素材があるかと思ったけど無かった。
新しいエーテライトと風脈は2個あった。

メーティオンに金の髪を束ねた男の人がドーロスだから探そうと言われた。
私は人探しが苦手なんですけど。
ここから同行イベントだった。
これ間違ってても全員に話しかけなきゃならないのかな?面白いから全部話しかけておくか。

ドーロスを見つけた。割と簡単だった。
メーティオンにヘルメスのお使いか?と聞いてる間にヘルメスも来た。
ヘルメスの方が人探しが下手だった。私達の声を聞いて彼に気付いたらしい。
ヘルメスがリュカオンの件を聞いたら、ドーロスはあれほど暴れたら造物院に返すのも難しいから魔法の檻に入れて郊外に待機させてるけどレポートを提出したらエーテルに戻すつもりだと答えた。
よし!まだ殺してない!見られる可能性がある。場合によっては戦闘になるかな。

ヒュトロダエウスとエメトセルクが来た。ドーロスの言ってる事は彼らが視た結果と同じだって。
ぞろぞろ来た上に十四人委員会までいる事にドーロスはびっくりしてる。
ここエルピスってそんなに普段は外部からの客が来ない場所なのか?
リュカオンが鳥を殺したから外には放てないという見解は君も同じなのかとヘルメスがドーロスに尋ねた。

リュカオンは他の生物に対して異常に攻撃的で、戦闘能力は大体の種族より高い。
世界に放たれれば先住生物を根絶やしにする。
まあそうだろうね。食べる為とかじゃなくとにかく殺すんだものね。
調べた個体がたまたまそういう性質だった可能性も無いんだって。何体か創ったけど全部攻撃的だった。
カイロスで記憶を白紙化して学習過程や環境を変えてみてもダメだった。
カイロスって何だろ。エメトセルクも知らないみたい。
ヘルメスが創った記憶操作の機構らしい。
……ヘルメスはそんな物も創れるの?すごくない?
生物を都度創り直さなくても記憶を消したり改変したりして別の環境で育成した場合の観察ができるらしい。
そういう風に使うからいいけどヒトの記憶改竄も簡単に出来そうね。
アリバイ作りたい放題じゃん。

エメトセルクも危機感を抱いたみたい。
エーテルの放射量によってはパシュタロットが飛んでくるって。何だそれ。
ヘルメスはギリギリ法を犯してないと顔を伏せる。違法ギリギリなのは分かってるのか。
決して人に使う事のないよう所長権限で規制をかけてるみたいだけど、逆にヘルメスなら使えるって事よね。

ヘルメスの殺さずの信念が強すぎる。
違う育成環境を試す為に生物を殺すのが嫌で記憶改竄の装置を創ったらしい。
どっちが幸せなのかな?生きられるけど記憶を消されるのと、存在ごと殺されるのと。
ドーロスもヘルメスの考えは理解できないらしい。殺めるなんて大袈裟だと言ってる。
自分達がやってるのは星を善くする為の大事な選定だから何回創り直してもしっかり観察すべきだし、在るべきじゃないものはきっちり消去する。
それはちょっと傲慢な考え方だと思うよ。生き物相手だし。
そうやって選別してゾディアークに命を捧げたんだな君達は。
ヘルメスも世界に脅威を解き放ちたい訳じゃないから線引きは出来てるつもりだと話した。
自分達の判断にリュカオンの命がかかってるから議論や考察や観察は限界までやるべきだとヘルメスは言った。
ドーロスは詳しく報告するから一緒に考えてくれとヘルメスに言った。
エメトセルクとヒュトロダエウスもそれに立ち会うみたい。私はそれよりリュカオンを見たい。

皆談話室に移動したけど私とメーティオンだけ残された。
使い魔は立ち会っちゃダメですか。
メーティオンは悲しそうな顔してる。

ヘルメスは自分の使命は分かってるけど創造されたリュカオン達の命に責任を持つ事もエルピスで働く者の使命じゃないのかと言った。
そうだと思うよ。ただ、その考えはこの時代では異質だとも思う。
君あと2000年後とか何千年後か後に生まれてたら丁度いい考えだったと思うよ。

メーティオンは人には人でないものが生きてる事が分からないから魔法と同じで管理するものだと思ってると言った。キッツイなこの子!
でもこれきっとヘルメスの考えなのね。ヘルメスの気持ちに同調してるんだわ。

ヘルメスは話し合いをしてくるから私にその間どうするか尋ねようとした。
てもメーティオンの様子がおかしい事に気付いて具合が悪いのか尋ねた。
「つらくなってるのはわたしじゃない。わたしに流れ込んでくるヘルメスの心……」
ヘルメス普通にしてるけど今めっちゃ辛いのか。そんな時に私に構わなくていいよ。
これから話し合いだけど、きっとヘルメスの意見は通らない。何とかリュカオンが殺さなくてもいい種だと証明しない限りは。
メーティオンは私と一緒にいてヘルメス達の話し合いには行かないと言った。
そうよね。そんな辛い気持ちばかり流れ込んできたらメーティオンも辛いものね。

ヘルメスは行ってしまった。
メーティオンはヘルメスが話し合いでとても悲しくなるから、優しい事や嬉しい事や歓びを私も一緒に探して欲しいって。
難しい注文だな。
ヘルメスが1番好きな創造生物は花らしい。綺麗だものね。
ほとんどの生物は新しい事や美しい事や優れている事が望まれるけど、花は今でも贈る相手や伝えたい気持ちに似合うものが創られるからそれがいいとヘルメスは言ったらしい。
割と合理的な理由だった。
メーティオンはヘルメスに花を贈りたいと言った。いいんじゃない?では一緒に探そうか。
エルピスの花を贈ればいいんじゃないかと個人的には思うけど。

また同行イベントか。本当多いな、これ。

鮮やかな大輪の紫色の花。
明るくて大きな花びらがとても華やかで綺麗だとメーティオンが言った。
ヘルメスには元気過ぎるって。贈る相手を想うから花は好ましいと言うヘルメスだから別のものがいいって。

樹皮の白いすらりとした高木。
樹冠に花も実も無い。
せめてリンゴが付いてたら砂糖どばどばにしてヘルメスを大喜びさせられたのに、とメーティオンが言う。
あいつそんなに砂糖どばどばの果物が好きなのか。

美しく咲き誇る花々。
色の異なる花で模様が描かれてる。
でも花壇の中にあるのは触っちゃいけない花。
観察に必要だったり毒があったりする。そういう意味なのか!

風にそよぐ茂みでうねうねと激しく動く妙に背の高い花が生えていた。
コーネイオンという花で動物みたいに意志を持って動く花。
面白いからこれにしようぜ。
「よく後ろ向いてるヘルメスに種をぶつけて遊んでる」
ダメじゃん。ヘルメス、割と周りの動植物から軽く見られてる……?優しい人だからかな。

小道の交差点にはどこにでもある雑草が小さな花を付けていた。
メーティオンが西の方の道の先にすごいのを見つけた。すごいのって何だ。

さっき遠くにモルボルいるなー、ここにもいるのかって思ったら目的地がそこじゃん!
酷い悪臭漂ってるらしい。
雨に濡れたまま日陰に放置されたブーツの臭い。具体的ですね。
原因はモルボル。そうでしょうね。
モルボルじゃなくてアドニスらしい。
口の周りに花びらみたいなのがあり、頭に付いてるピカピカが本当の花。
まさかメーティオンはモルボルをヘルメスに贈るとか言い出すのかい?それこそダメだろ。嫌がらせにしかならんよ?
ヘルメスは最初にモルボルを調べた時に頭からパクっとされて5日部屋から出てこなかった……それ完全にトラウマでしょ。
思い出深いだろうけど完全にトラウマ案件でしょ。
選択肢が出た。
「それは良くない思い出かなぁ……」
「再び悲劇が起きちゃうなぁ……」←
「ダメかぁー」
ダメですね。
綺麗なものや面白いものは沢山あるけど贈り物に適したコレといったものはない。
何なら絶対贈っちゃダメなものはあったけどな。

見晴らしのいい草原に来た。何も無い。
メーティオンが茂みの向こうに何か光った気がすると言うから近づいた。
エルピスの花だ。
ヘルメスはこの花の事を好きだけど好きじゃないらしい。まあよくある感情よね。
ヘルメスの苦しい気持ちを感じ取って暗い色になるから。きっと私が持ってもドス黒い色になるから大丈夫よ、仲間仲間。
他の人が近付いてもいつも綺麗な白だからヘルメスはそれが哀しくて寂しいらしい。
ちょっと私に持たせてみてくれ、暗い色に染めてやる。
逆にエルピスでずっと白なのはここが本当に平和な土地なんだと思うわ。それなのに暗い色を導き出すヘルメスはどんだけここで苦しんで生きてるんだ。
君、生まれる時代がきっと間違ってたんだと思う。
でもきっと現代に生まれたら現代の方が苦しい事は多いから発狂するだろうなー。
エメトセルクも古代人は賢く強かったのに今の人類は弱くて醜く気持ち悪いって言ってたものね。そこまでは言ってなかった気もする。

私達の時代ではエルピスの花は暗い色をしていた。灰色だった。
「じゃあ、あなたにも何か……この花を暗く染めるような想い、ある……?」
いっぱいあるよ!!!!!オルシュファンとかオルシュファンとかオルシュファンとか。
選択肢が出た。
「悲しい別れの記憶がある」←
「怒りや悔しさを覚えた事がある」
「不安に感じている事がある」
「さあ、どうだろう?」
悲しさと不安ですかね。もう全部でいいよ、全部で。

悲しい別れはヘルメスにもある。
何度もあったのに誰にも気付かれていない。
どういう事?別れを忘れちゃうの?
私のその悲しみを一度だけ貸してくれとメーティオンに言われた。どういう意味だ?
この花を暗い色にしてヘルメスに見せてあげたい。メーティオンはそう言った。
ヘルメスはメーティオンを創った時から1人で思い悩んでいるから暗い色を分かち合うのが必要だと思うとメーティオンは言った。
そういうものなの?確かにさっきも私は仲間仲間って言ってだけど、マジでシナリオに組み込まれると動揺するわ。
いいのか?めっちゃ暗い色に染めてやるぞ。真っ黒にしてやる。準備はいいか?

話し合いが終わるのを待ってヘルメスをここに連れてくる事にした。
ドス黒く染まったエルピスの花を見せる為に。
そんなに驚くような事なんだろうか……。お前を暗く染めてやるぜ。
2022年7月24日〜30日
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