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激闘!エターナルセレモニー

公開
美しいドレスを身にまとった2人

祝福する多くの人

エターナルセレモニー

そこには1つの策略と

孤独な戦いがあった




彼はエタバンというものを知らなかった

正式名称は「エターナルバンド」

所謂、結婚というものである

人が誓いの元に、ともに歩み、寄り添ってみせると心に刻む儀式

人が共に歩むのは容易な事ではない

だからこそ誓った二人を祝福し、想いで送り出すのだ


『おめでとう』



彼はアスレチックの上で招待状を受け取った

最初はポカンとしていたが、同じように受け取った皆が騒ぎ

祝福の言葉をかけるのをみて、悟った

やはり結婚のことだ

彼は何度か結婚式には出たことがある

そしてトラウマもある

彼は緊張しいなのだ

直近の結婚式では乾杯のあいさつで噛みまくり、長い間、自分を呪った

でもこれはエタバン、そうはならないだろう、彼は思っていた

当事者であるLさんは冗談風に言った


『祝辞をお願いしてもいいですか!』


彼は思った

「そんな馬鹿な・・・」

しかし、今回は私が代表ではない、FCマスターがいる

その場はマスターにお願いしてはどうか、そう濁して終わった



しかし、彼はゲームを落としてからも祝辞の事が頭から離れなかった

大丈夫だ、そうはならない

マスターもいるし、もっと付き合いが長い人もいるだろう

冗談さ、きっと



今度こそという気持ちと、トラウマを交互に考え思い出しては

頭を横に振り、そうはならないだろうと忘れる努力をした




そして当日、式の1時間前

当事者であるLさんからTwitterにDMが届く


Lさん『祝辞、お願いできませんか?』


候補として挙げたマスターは辞退したとの事だった


彼は頭を抱えた

トラウマが蘇った


しかし、マスターには恩がある

Lさん、FCメンバーには楽しんでほしい



彼は決意した

この1時間で5分の祝辞を考え、言葉を送ってみせる




人が抗えない唯一の存在であり、すべてにおいて平等なもの

時間


彼は時間と競っていた


短い時間で例文を調べ、少しでも参加者の情報を集め、本番をイメージした




手入力ではもたつくと思いマクロを組む事にして

祝辞に思い出を落とし込み、祝福の言葉を紡ぐ




5つのマクロを作成した

どれもいっぱいいっぱいに書いた


読み直している間にも時間は迫っていた



会場に遅れないようにテレポだけしておいて、ひたすらに書く

途中リアクションがとれず申し訳なく思ったり

会場に感動を覚えても何もできず

参列者にも対した挨拶もできなかった



彼は戦っていたのだ

ささやかな思いを伝えるため

必死だった




式が開始するギリギリまで戦った

なんとかできるだろう

そう思って華やかな式が開始され、新郎新婦入場を迎えた



しかし、ここで隠された策略が露になった




あまりの衝撃にSSが撮れなかったが、情景だけは今でも目に焼き付いている

彼は言った

『そんなバカな』

そこにいたのはLさんそして







マスターだった







『まさか・・・・そんな・・・・』

同性でもエタバンは可能な事は知っていたが

彼は驚き動けなくなった、同時に祝福せねばとおもった

しかし、彼は危機感を覚えた



書いていた祝辞の流れでは、Lさんのお相手に関しては完全に初対面の人であり

こちらの思い出を伝えつつ、祝福する流れだった



しかし、どちらも身内、どちらもフレンド

この幸せな二人を目の前にして

どちらかに偏らせるわけにはいかないと思ったのだ




指輪の交換がおわり、少しだけ動ける時間が与えられた

皆、思い思いに祝福をしている



実はFCメンバーの何人かは、この事に何かしら感づいた者もおり、

そこまで驚いてはいなかったようだった



彼はその事にも驚いていた

だがそんな場合ではない、やらねばならない事がある




彼はすぐさま作成したマクロを1つ1つ開き、修正をし始めた

Lさん中心だった文章を2人のものに手直しをした


そして再度、文章の抜けや間違いをチェックした

何とか大丈夫だ


そして今、黙っているわけにもいかない、伝えなければ

「おめでとうー!」

それどころではない彼がその瞬間に言える精一杯である



そして、ついに祝辞を促された



ここで、2つ想定外の事が起こる





K氏「あと3分」

あとささささささささ三分!?



どうしてそんなに時間がない、間に合わないかもしれない

5分を想定していたからそう長くはないが、前もって測定する時間はなかった

もうやるしかない、時間は待ってはくれない

彼はマクロを実行した



しかし、マクロは祝福の文字を画面に綴ることは無かった

マクロが吐き出した文字は

指定されたコマンドは存在しません


その一言だった




彼は事前にチャットは/sayであると確認し、すべて自動でつぶやくように作成していた

何かを間違っていたのか

そもそもマクロでsayが実行不可なのか

わからないがどちらにせよ、どうすることもできなかった

時間は止まらない、限られた3分が失われていく





彼は歯を食いしばって動き出した






時間のカウントをしてもらえた事が幸運だった

その場でマクロを開き

直接コピーしてチャット欄にペーストし始めた




カウントがあったため、全体的な短縮が必要であると考え


作成した文からどこを抜粋すべきか


2人に伝えたい事はなにか


必死に考えたからこそ、彼は迷う事なく選び出せた




噛みまくったトラウマが

数々の失敗が

エネルギーとなり体を動かした



Googleで調べ、今回用に書きだした始まりの言葉からだ



少しだけ、思い出を披露しよう



そして、祝福の言葉を紡いだ






誓いを愛で示すキスに移行し


SSタイムを終え


新婦2人は退場した



同時に参加者も会場を後にした時、彼の戦いは終わった







会場の外でも祝福は続き、解散してからはハウスの地下で雑談が続いた

新婚の2人には祝福の言葉が送られ続けていた



どうやら祝辞に関しては喜んでくれているようだった



とにかく必死でリアクションは目に入らなかった

彼は雑談のさ中、大丈夫だっただろうかと

少しでも思い出そうとしたが二人のドレス姿以外には思い出せなかった

ただ、二人が少しでも喜んでくれてたらそれでよかった



FF14始めた時はまさかこんな事になろうとは、思いもよらなかった


素晴らしい式だった


末永く、仲良く、冒険をしてほしい


本当におめでとう


そう思い、彼はパレオを着ていつものように踊った





おしまい

コメント(4)

Yuri Orly

Zeromus [Meteor]

まさか、こんな事が起こっていたなんて!
あらかじめ考えられたのかと思うくらい
楽しい祝辞でしたよ!

Batachikhan Shiramun

Zeromus [Meteor]

yuriさん > ほんとね!w 覚えてないけどそう言ってもらえると嬉しい^^

----

----

対象のキャラクターは削除されました。

ばこさんwゴメン…日記今気づいたw
言いたいことはひとー----つ!
どっきりにはまってくれてありがと( *´艸`)
数か月に及んだ仕掛けだったからハマってくれて嬉しいw
あ!祝辞もありとう(´_ゝ`)

ばこさんの時はちゃんと祝辞言うからねw( ̄ー ̄)ニヤリ

Batachikhan Shiramun

Zeromus [Meteor]

Avaさん > どういたしましてw
祝辞も完全なものじゃなくてごめんねw

私の時はいつになるのかw
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