《「やるか」って思った理由なんて、きっと今も曖昧なまま。》
《でも、あの日の自分が動いたことだけは、本当だった。》
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楽しかった前の固定が解散して、しばらくは燃え尽きてたぼく。
それでも「またフレンドと固定ができたらいいな」と思っていたある日、
ジプさんから届いたメッセージが、物語を少しずつ動かしはじめた。
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今思えば、
ルナリアが本当に動き出したのは、たぶんぼくが
『よし!やるか!』
って思った、あの瞬間だったんだと思う。
それまでは、「また固定やりたいなあ」「できたらいいなあ」って、
どこか他人事みたいに思ってた。
主催なんてやったことないし、正直何から始めればいいのかも分からなくて。
でも、ジプさんからのメッセージが来て、
なんだか胸の奥がふわっと熱くなって……
『とりあえず、なにかしなきゃ』
その気持ちは、決意というにはまだ少し頼りなくて、
でも小さなワクワクと、どこか落ち着かない不安が混ざってた。
それでも何もしないよりはマシだって、思えた。
だから、まずは——コミュニティファインダーを開いてみた。
あの頃、他の募集を見て「どんな風に書けばいいんだろう?」って思いながら、
色んなページを行ったり来たりしてた。
それだけで心臓がドキドキして、
「ほんとにぼくにできるのかな……」って何度も問いかけてた。
うまく言葉にはできなかったけど、
“こういう固定にしたいな”っていうイメージは、たしかにぼくの中にあった。
《「みんなで頑張る」っていう空気。》
誰かが欠けても誰かが支えて、
得意なところも苦手なところも、お互いに補い合いながら進んでいくような、
そんなあたたかさを持ったチーム。
最初から明確な理想があったわけじゃないけど、
このイメージだけはずっと、ぼくの中で光っていた気がする。
もし、あのときの自分に声をかけられるなら、
きっとこう言うと思う…
『動き出してくれて、ありがとう。』
きっと不安もたくさんあったはずなのに、
それでも一歩を踏み出した“あのときのぼく”に、心からそう思う。
──つづく。