今年の目標を
「黄金のレガシーを北米鯖の民と旅をする」と設定していたが、発売の夏まで自分の色覚がどこまで保てているかは保証がなかった。
自分の色覚特性(夜盲症)の進行には個人差があり、ゆるやかに進行するケースが多いそうなのだが残念ながら自分はそうではなかった。とは言え、視野が狭くなったな、見分けられる色が減ったな、とは感じるものの現在も日常生活は送れている。
この日記を書いている時点で
7.0のメインクエストは終了し、アルカディアライトヘビー級・ノーマル4層までは攻略を無事終えている。夢見ていた新拡張での冒険も、叶えることができた。
記録として残しておきたいカオスな出来事が沢山ありました。全部書こうと思ったら30万文字を越えてしまうでしょう。薄い本が分厚くなります。ロドストの日記では一万文字が限界なので、自重しつつメインクエストの流れに沿っていくつかのエピソードを抜粋し紹介していくことにする。道中スクショ抜けや痛恨の録画漏れもあったので全てが伝わるかは分からんが!
くらえ!!クリスタルDCで古き良きMMO感を満喫しているイケメンLivonia号の旅の軌跡を!
今回は初日のレポートなのでネタバレ的なものはありません。たぶん。
◆これまでの物語(暁月のフィナーレ)
第1話:
~直感で鯖を選択編~↑
↓
第28話:
~マイハウスへの訪問者~2024年6月28日。大型拡張【黄金のレガシー】のアーリーアクセス初日。北米DCは大きな環境の変化を迎えていた。
既存3DC全サーバー・混雑指定へ。もちろん新規キャラクターを作成することは出来ないし、日本鯖から引っ越しすることも出来ない。DCトラベルの行先も新規・優遇指定のDynamisDCかオセアニアのMateriaDCしか選べない。
DC間の移動を封印されてしまった。プチ・ロックダウンだ。
コンテンツの攻略は同DCの既存プレイヤーとしか行えない。つまりこれは……
Brynhildrサーバー所属の我はCrystalDCの民とのみ冒険できることを意味する。
CrystalDCといえば過去の日記でも
【ダンジョン中に攻撃の手を止めてチャットを優先する人々】【人口が最も多いにもかかわらず高難易度コンテンツの参加人数が最も少ない】【マジでルレの消化にも時間がかかる】【唯一無二のロールプレイ鯖が存在する】こんな感じのエピソードを紹介してきた。日本とは180度雰囲気が異なることは確定だ。新鮮で刺激に満ち溢れた旅になるに違いなかった。
■Episode1 絶アモン戦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄18:30、
AetherDCへログイン開始。
は?CrystalDCがどうのこうの言ってなかった?コイツ何してんの?と思うかもしれないが言い訳を聞いて欲しい。
ミ ス り ま し た 。メンテナンス前にAetherDCに作成していたサブキャラを動かしていたのを忘れていたのだ。いつもの癖で連打してログインしてしまった。サブキャラというよりは
【松盆栽専用機】です。北米鯖とヨーロッパ鯖で松盆栽のみを出品し続け、どれだけの儲けを出せるのか……盆栽の需要が高いのはどちらなのか……誰も行わないようなマニアックな調査企画を立ち上げようとしておりました。
待機列は
1658人か。思ったより少ないが一時間ぐらいかかるかな?風呂でも行ってくるか……と離席してしまったのも失敗だった。万全の準備を整え腰を下ろす頃には待機列は残り200人まで進んでおり、後戻り出来なくなっていた。
もうこうなっては仕方がないな。7.0記念すべき初ログインは松盆栽専用機で行うとしよう。予定には無かったが、DC毎の雰囲気の違いを感じるには絶好のタイミングなのでは?と頭を切り替えることにした。
これまでAetherDCには何度もお邪魔してきました。極や零式の募集はこのDCでしか機能しておらず、高難易度コンテンツを嗜もうと思ったらDCトラベルでここに来るしかないからだ。日本で言うところのmanaDCだな。北米ではエンドコンテンツを本格的に楽しみたいならAetherDCへ引っ越し、そうでないなら他DCへ…と日本以上に完全に住み分けがされている感がある。
「思ったより少ないな」と感じた待機列の1658人についても、よくよく考えたら向こうは午前4時ではないか。健全な人間は睡眠を選ぶ時間帯。そんな真夜中にこれだけの人数がログインチャレンジしていることになる。画面の向こうで
エナジードリンク片手にヘッドセットを装備し、笑みを浮かべるガチプレイヤーが容易に想像できた。
……イイ、実にイイ!素晴らしすぎる情熱だ。情熱あふれるゲーマー達とアーリーアクセスを迎えられることを嬉しく思う!
ミスってログインしてしまったがむしろ名采配といえよう!
黄金のレガシーの幕開け。やはり初手はアラルレへ行くべきだろう。大人数の会話が流れるはず。
お祭り感をただただ楽しみたい拙者、意気揚々とレベル55の白魔でコンテンツ申請。
ルーレットで選ばれたのは、
クリスタルタワー・シルクスの塔。
この時は誰一人知る由もなかった。
クリア不能になるレベルの不具合が発生していたことを……
開幕からチャットでキャッキャウフフしていたのは自分だけで、周りは早々とスプリントで塔を駆け上がっていく。やけにチャット欄が静かだが、ほぼ全てのDPSがヴァイパーかピクトマンサーで出陣してきているゆえ、スキルの説明文を読んだり回しを考えるのに夢中になっているのだろう!拙者も白魔が新たに習得したブリンク技を披露しながら、彼らの背中を追いかけ15分のルレの時間を楽しむ、
はずだった。
前座のはずのアモン戦で全滅。氷塊が生成されず、身を守る手段がなかった。3アライアンス24人がしんと静まり返る。
「wtf lol」——なんてこったw空間に満ちる静けさを破ったのはCアラヴァイパーだ。チャットがざわつき出す。
——無理ゲーじゃん
——激アツ展開ですわ
——DPSチェックだね
——みんなでギア上げて火力出そ
——よっしゃ、やりますかあ
氷塊は即死攻撃の
【終幕の熱狂】を防ぐために必要不可欠。普段ならアモン自ら氷塊を差し出してくれるというのに、何故か生成される気配すらない。
我らに対する殺意が限界突破している。
この深刻すぎるバグは同時刻に全世界を吞み込んで数多のヒカセンを葬っていたわけだが、この時点でまだ公式からのアナウンスは無かった。
突然高難易度と化したシルクスの塔。混沌とするなか、AetherDC勢が出した攻略法は
——最新レイドの薬品と食事アイテムを使おう正面強行突破法だった。
さも当然かのように一斉に幻薬G8を飲みだすPTメンバー達。所持しており即時使える、これはすなわちエンドコンテンツプレイヤーであることを意味します。北米鯖プレイヤーの高難易度参加率は日本の一割程度と聞いているが……その少数精鋭の軍団とマッチングしたわけか……。さすがは午前4時に集いしガチ勢。
よし、我も流れに乗ろうではないか。しかし出陣させていたのは松盆栽専用機。レイド用のアイテムなど持っていない。カバンをひっくり返す勢いで漁り、唯一持っていた
イシュガルドマフィンHQを食しておいた。このマフィン、HQは騎士団リーヴに納品できる上に高価な包丁やフライパンまでおまけで付いてくることもあるため非常に高値で取引されるレアアイテムなのだが、不屈飯なんだよな。火力は上がっていなかったかもしれません。すまん。
レイドアイテム投入によりアモンをギリギリまで追い詰めることができたが、残り2%が削れずまたしても全滅してしまった。
複数のカエルが一列に並んで懸命にアモンへ火を吹いているシュールな光景は、今後お目にかかれないだろう……
「proging crystal tower lol」——シルクスタワー練習PTになってるんだが?wBアラ黒魔のレベルの高いツッコミが入る。こういった洒落たやり取りがあったので最後までギスりはしなかったのだが、再々挑戦むなしく敗退したため無言抜けが多発し、PTは解散となった。
突然強敵と化したアモン。黄金のレガシー、まさか全コンテンツこの難易度なのか?シルクスでこれならオーボンヌやニーア塔はどうなるんだ。クリア不可能ではないか?
誰もいなくなったシルクスの塔の入口でスクショを撮りながら、呆然と立ち尽くした。
こんな時、CrystalDCの皆ならどうしただろうか。どんな解法を出してくるのだろうか?10人ぐらい
「oooops」とか叫んでそうだな。
一時間も経っていないのに、なんだか無性に恋しくなってしまった。また長蛇の待機列に並び直す羽目になることは分かっていたが、足早にログアウトした。うん、ホーム鯖に帰ろう。
■Episode2 誰も敵を見ていない ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ログイン待ち
1374名分の列を耐え抜いた。
「頼む、シルクスは引いてくれるなよ」と祈りながら再びアラルレを申請。
舞台は初見2名を含む
古代の民の迷宮であった。良かった。ほっと安心のため息を付く。
シルクスでアモンが暴走し、猛威をふるっている惨状を知らぬであろうDPSの一人が開始早々
「I’m getting tired of here(ここいい加減飽きたよー。だる~)」と遠慮のない一言。雰囲気がピリつくと思いきや
「word(気持ちは分かるけど言い方よ)」と即時ツッコミが入り、恒例の雑談チャット祭りが開始された。
——私はフロントラインが好きだなあ
——同意!もらえる経験値がめちゃ美味しいもんね
——マウントと経験値のためにいざ行かんなんて……なんて平和なんだ……。フロントラインルレの経験値の美味さでこんなに話に花が咲いて……!
「早朝だけどみんなで申請すればシャキるかな?」「いいね〜」というやり取りが続いた。
ボーンドラゴン戦でもキングベヒーモス戦でもバタバタと
戦闘不能者が続出していくが、チャットは流れ続ける。話題が二転三転する。
「グラフィックアプデで私の顔が変になった!」「やばい、占星のスキル入れ替え忘れてる」「ミコッテは可愛くなってるじゃん」チャットに夢中になり、もはや誰も敵を見ていない…そんな疑惑すらあります。
「see yall in PVP roulette! tyfp friends!」——それじゃ!みんなこの後のフロントラインの戦場で会いましょ!最後のボスを蹴散らした後のフレンドリーなナイトの別れの挨拶に、頬が緩んだ。一人の呼びかけが場に明るさを促す。つられてこのまま多くの者が、フロントラインへ赴くのだろう。自分も例外ではない。
他DCと比べてルレ消化に時間がかかるのは確かだが、こういった雑談を見られることが何よりの楽しみなのだ。今後も無限にやってくれ。
■Episode3 初日のフロントライン ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄こんなに活躍できたのは後にも先にも
この日だけです。
PSが上がったから無双できたのではない。むしろ北米鯖に来てからチンパン化著しい!退化している説があります……
ナイトならまだ丁寧に動こうとするのだが、ガンブレを出してしまうとあまりの固さとリーチの短さから引き際が分からなくなってしまう。
全然届かない敵軍に向かって盆踊り(LB)を披露して孤立してデスを重ねる日々。恥ずかしい。もっとセンスを磨いて前線に立てるタンクになりたい。
アーリーアクセス初日のフロントライン・シールロックは混沌を極めたものとなった。
三国とも
タンク1人ヴァイパー11人ピクトマンサー12人、こんな感じの歪んだ編成になっており、前線のラインがいつまでたっても変わらない。中央のスワローテイル海岸で永遠ににつつき合っている。
初めて触れるであろう新ジョブのスキル。速攻マッハで空いているホットバーにセットして光っているアイコンをとりあえず押しているのだろうが、
誰も防御しないし軍用エリクサーを使わない。MPが減ることなく次々と倒れていく。インターヴィーンで目の前に飛んでスタンを入れても一切の抵抗をされませんでした。下手したら一つもスキルが入っていなかった者もいたかも……しれないな…
途中からは敵兵を斬り捨てることを止め、東西奔走してアラガントームリスを
一人で抑えに行った。
追手も増援もなく、全てのリスを獲得できてしまった。信じられん。いつもなら仲間がリスを抑える長い詠唱バーはお祈りしながら
「はっ……早よおおおおお!!まだなのか!!!!はよ獲得できてくれエエエエ」とインビン顔面受けしながらスリルを味わっているはずの時間です。
翌日からは北米鯖特有のオラついたフロントラインに戻っていたので一安心。闘争本能むき出しで片っ端から殴っていくスタイルの方が、やはり好きだな。