④ 突きつけられた現実
思いあがりから、アルファ零式チャレンジのチャレンジを漠然と夢想していた丁度その頃、「武器が強いから取得した方が良いよ」とFCに合流していたSouさん(サブキャラ)が極朱雀に連れて行ってくれました。
攻略記事とかを一通り読んだ上で、「経験者の人が引率してくれるから1セットでクリアできるだろう」とタカをくくって練習PTに参加しましたが、結果は言わずもがな、クリアすることができませんでした。
前半散開後に外周の小羽根を壊すギミックを1人では壊せない、床爆発を左右避けできずファイガ・ブリザガの交互の半詠唱すらできていない…本当に酷い有様でした。
もし、私がSouさんの立場だったら、身内がこんな状況なら「難しかったね」「また攻略難易度下がったら行こうか」くらいの言葉でお茶を濁すところだったと思いますが、1セット終わった後、Souさんから発せられた言葉は「明らかに火力足りてないね」「まず基本のスキル回しもできてないと思うよ」という趣旨のものでした。
その時は正直なところ、自分が抱いていた変な思いあがりをスパッと指摘されて恥ずかしいという思いと、「ああ、違和感の正体はこれだったのか」とどこか納得しすっきりとした思いが混在していました。
(Souさんの名誉のために言っておきますと、私に対しての批判や文句というものは一切なく、冷静かつ端的に、なぜ失敗したのかを穏やかに諭してくれました。)
結局のところ、その後も極朱雀の練習に付き合っていただいてクリアすることができましたが、それはクリアしたのではなく、他のPTの7人に負担をかけてクリアさせてもらったという状況であったことは言うまでもありません。
朱雀を1回クリアした(させてもらった)後、ヘトヘトになった私は「零式・極蛮神はおろか、基本動作すらできてないんだから、自分がバトルで活躍することは無理だろうな」とすっかり意気消沈し、少しの間、クラフター生活へと逃げ込むことになりました。
⑤ 黒魔導士になるために
クラフター生活を始めて数日、クラフターレベル70に到達したジョブも少しづつでてきて、スキル・装備を調べるためにFF14の情報をまとめたサイトを閲覧していました。
そんな折、ふと目にしたのが「黒魔導士のダメなところ」をテーマにした(ような)まとめ記事のタイトルで、嫌な予感を感じつつも気になって内容を読みました。
私自身の誤認識もあるかもしれませんが、私がその記事から読み取った内容としては「身内でない黒魔導士は信用ならない」「PTに及ぼすシナジー・バフ効果がないのに、火力を出せない黒魔導士が多い」「黒魔導士はお荷物だからコンテンツにこないでほしい」といったものと記憶しています。
読んでいて「あ~私のようなプレイヤーのことだな」と思いつつ、どこかで引っかかりというか怒りがこみあげてきました。私が黒魔導士を休止前から使用していたのは、純粋にファンタジーの世界で魔法を使いこなす魔法ジョブが好きだったこと、FFシリーズのデフォルメされた黒魔導士の容姿が可愛くて好きだったからです。
「好き」という思いで愛用していたジョブが、自分のように使いこなせない人ばかりがクローズアップされて「お荷物」と(一部で)揶揄されてるという事実から、自分自身に対して激しく落胆すると同時に、「そこまで言うなら、お荷物側の人が黒魔導士の評価を少しでも変えてやる」という反骨心が芽生えました。
ここで初めて、「黒魔導士でアルファ零式を踏破する」という目標が自分の中で熱をもって生まれたのだと思います。