※注意:キャラ視点のRP風日記です。
-------------------------------------------------------------
あれからどれぐらい経ったか。
ふと思い返してみれば予想していたより随分と長居している。
当初は人にあまり迷惑のかからないよう、少し余生を過ごしてザル神の手招きあれば素直に従うつもりだったが。
どうやら忘れられているのか、その気配は未だない。
それならそれでと、エーテルで食いつないでいるものの何が良く何が悪いのか、自分でもよく分からなくなっていた。
最近は高地ドラヴァニアのテイルフェザー付近にいる事が多い。
分かたれたグナース族の集落、ヴァスの塚の手伝いをするのがここしばらくの日課だ。
彼らの仕事は狩猟や警備、虫払いや子守りに至るまで様々。四国の冒険者ギルドと比べ、特に変わった所はない。
しかし、依頼を通じて彼らの文化について知るのは中々に面白かった。
特に興味を引かれたのがグナース酒だ。
熟した七天樹の実をグナースが口に含んで噛み、吐き出して発酵させるというもの。
なんとも原始的なやり方に驚いたが、ヒトの騎兵には評判の味らしい。
友人夫婦の夫の方も興味があるそうなので、機会があれば感想を聞いてみたいものである。
そういえばその話をした時に、自分で味わえない事を軽く愚痴ると
彼は意地悪そうに笑って「エーテルにでも混ぜるか」と言ってきた。
前にも似たような提案をされたのを思い出し、おかしくも少し懐かしくなった。