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あの日、魔法で剣にされたと思ったらエオルゼアにいた

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 我が名はヴォルテール・モンテローズ。

 ウォルスタ解放軍アルモニカ騎士団の所属する騎士だ。
 いや、騎士だった・・・。


 騎士団長のレオナール様の部下であったが、
 クリザローの町でゴリアテの英雄に窮地を救われて以来、
 彼のもとで戦っていた。


 幾多の戦場をともに乗り越え(私はベンチに居たが)、
 仲間も増えていった。


 暗黒騎士団ロスローリアンとの決戦に備え、
 軍を強化するために我々は『死者の宮殿』へと足を踏み入れたのだが、
 とある秘術を手に入れてからというもの、英雄殿の様子がおかしい・・・。
 
 『死者の宮殿』から帰還すると、
 私は屍霊術と宮殿で手に入れた秘術により幾度も転生を強要された。



 そして、その日は来た。



バンダナを巻いた男「・・・いいか。抵抗する者でも殺しちゃいけない。
除名するだけでいい。」


解放軍兵士「ハッ!」


ヴォルテール「デ○ム・・・、ペイトンとベイレブラは・・・?」


デ○ムと呼ばれた男「・・・ああ、計画通りだ。きみのおかげだ。」


ヴォルテール「そうか・・・。除名されたか・・・。」


デ○ム「あとは・・・・・きみに剣なってもらうだけだッ!」


ヴォルテール「デ○ムッ! 何をするんだッ!」


デ○ム「・・・君は実にうまくやってくれた。礼を言うよ。
あとは、竜言語魔法で剣になってくれれば、無双ゲーになる。
ありがとう。・・・今日までありがとう。」


ヴォルテール「私が剣になればすべてがうまくいくのか・・・?」


デ○ム「そうだ。きみがすべての罪を被ってくれさえすればいい。
きみは低能力の役立たずとののしられても、自分の欲と感情を殺し、
解放軍のベンチを暖めてくれた。

しかし、それも今日で終わりだ。

今日、きみが犠牲になることで、きみの役目は終わるんだよ。」


サラ「何、勝手なことをいっているのよ!耳を貸しちゃダメッ!
ヴァイスが言ったとおり、
デ○ムもユニット性能にとりつかれた、ただの性能厨なのよッ!」


デ○ム「見くびらないでもらいたいッ!僕を吉田と一緒にしないでくれッ!」


サラ「立ってヴォルテールッ!こんなところで剣になってどうするのッ!」


デ○ム「すまない・・・。きみのことを忘れはしないぞ。」


 私は悟った。
 このままではペイトン達のように除名されてしまうと。
 除名されユニオン一覧に表示されないくらいなら、
 我がモンテローズ家の家訓の如く一振りの剣となり、
 せめてアイテム欄に残ろう。


ヴォルテール「・・・古の忌まわしき呪いを持ちいて、我が主のため、この身と魂を捧げよう。
スナップドラゴンッ!!!」


 呪文を詠唱を終えると、周りの空間が禍々しく歪み始めた。
 目が見えなくなった…。 身体の感覚も…なくなってきた…。




 目が覚めると、そこは奇怪な鳥が引く馬車の上だった。
 そこには髭を生やした行商風の男と、若い白髪の双子の男女が乗っていた。
 
 ああ、あの虐殺に加担した報いに、これから地獄に向かうのか・・・
 
 あの世とこの世に境には大きな川があると昔、婆様から聞いたが、
 ここは砂だらけのようだ。

 行商風の男に貴方も死んだのかと訪ねると、エーテルに酔っているのかと笑われた。 

 気さくな同乗者・ブレモンド殿によると、ここはエオルゼアという土地で、
 この馬車はアデルナート小大陸の南端、荒野ザナラーンにある「砂の都 ウルダハ」へと
 向かっているそうだ。

 
 ・・・どれも聞いた事のない地名だ。

 ヴァレリア島からどれくらい離れているか聞いても、そんな島は聞いた事もないという・・・
 交易都市のウルダハならば、なにか知っている者が居るかもしれないと、
 ブレモンド殿は話してくれた。

 私は死んだ訳ではないのか?
 

 程無くして馬車は「砂の都 ウルダハ」へと到着する。

 
 こうして私、ヴォルテールの
 見知らぬ地エオルゼアでの冒険は幕を開けた。
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