七大天竜きっての武闘派である邪竜ニーズヘッグは、ストーリー本編では割と微妙な負け方をする描写が多かったようにも思えるが、あれでも設定上は結構ガチで戦闘力における世界ランキング上位に食い込む立場である。
そんな彼が全身全霊の全力全開、本気と書いてマジと読むレベルの殺意をもって戦うと一体どれほどの破壊力を生み出せるのか。ニズやんを知るヒカセンであれば誰でも一度は気になったことがあるだろう。
そして、気になることはとりあえず調べてみるのがOmochiちゃんのサガである。
という訳で、実際に殺ってみた。
題して『ニズやんの本気はエスティニやんを何人殺せるのか?』である。
ニズやんはその竜生を通していくつかのバージョン違いがある。
まず、竜詩戦争勃発前の単なる気性難だった頃のニズやん。この頃の彼は五体満足、かつ親のミドガルズオルムに代わってオメガと殴り合う気満々で、日々飽きもせず地道なレベリングに励んでいた。体調的な意味では最も安定していたと言えるだろうが、殺意という名のモチベーションは明らかに劣るため、瞬間最大火力を測りたい今回の検証には不適であろう。実際、イシュガルド人との対戦成績が芳しくない。
次に、卑劣なイシュガルド人に襲われて両眼をくり抜かれたニズやん(瀕死)。当時の彼は普通なら死んでいるところを気合いと根性だけで粘っていた。それはそれで物凄いことではあるのだが、とても戦闘が可能な状況ではないので当然ながら今回の検証には不適である。
それでは、その後にフレースヴェルグを泣き落として片眼を貰ったニズやんはどうか。彼はこの状態で1000年間もイシュガルドに対して生かさず殺さずの半殺しプレイを継続していた。実際には200年くらいの周期で休眠期に入っていたと思われるので毎日殺し合うほど元気が有り余っていた訳ではないが、それにしたって凄まじい根気である。目玉パワーは推定で従来の半分以下とは言え、モチベーション的な意味では最も脂が乗っていると言っても良いだろう。継続は力なり。
その次は、折角フレースヴェルグから恵んで貰った片眼をエスティニやんにくり抜かれてしまったニズやん(即死)。このバージョンは誕生してから僅か15.82秒(Omochi調べ)で爆発四散してしまったのでちょっと検証どころではない。
更に、エスティニやんの身体と2個の目玉が悪魔合体して復活を果たしたエスティニズやん。片眼ニズやんと比較して単純な目玉パワーは大きく上回るだろうし、モチベーション的な意味でもニズやん史上最高潮になっていた筈であるが、一方でその目玉は1000年間ずっと無補給で酷使されていたものであるし、要所要所でわざわざ脆弱かつ慣れないヒトの肉体に変身したりする辺り、何かちょっと妙に燃費が怪しいというか無理して動いてるような印象がある。復活怪人はカタログスペックでは元の何倍にもパワーアップしてたとしても大抵あっさり負けるというジンクスもあるから、片眼ニズやんとどちらが検証に適しているかは議論の余地があるだろう。
最後に、エスティニズやんから2人(解釈によっては4人)がかりのアイアンクローで無理矢理すぽーん!って引っこ抜かれて雲海に投棄されたニズやん(の目玉)。それってただの目玉やん。さすがにこの状態では手も足も出ないので検証には不適である。どうでも良いけど闇の戦士御一行は良くコレを回収できたよな。
おまけとして、蛮神『神龍』の召喚に際してエーテル供給源として利用されたニズやん(の目玉)。もはや単なる電池やん。エスティニやんを前にしても恨み言のひとつも出てこないようでは論外である。まあ実のところ目玉すぽーん!の時点でニズやんの魂は成仏しちゃってるから、ここに来てまた元気に暴れ出したらそれはそれで逆におかしいのだが。
ざっと並べて見た感じ、今回の検証には(万全の状態とは言い難いものの)1000年間も戦い続けて安定感抜群の片眼ニズやんか、もしくは1000年ぶりに両眼が揃って殺る気十分のエスティニズやんが良さそうだ。幸いこれらのいずれもヒカセンが戦うことが可能であるが、それではどちらがより今回の検証に適しているだろうか。
実はエスティニズやんはニーズヘッグの怨念がエスティニやんに取り憑いて出現した『邪竜の影』であり、世間的にはニズやん本人ではなく一種の残留思念と見做されている。下手な雑念が無い分だけむしろ生前より強力なのではないかという気もするが、やり合えば愛妻シヴァに言われて立てた不殺の誓いを破る上に兄弟殺しの罪まで被ることになると悩むフレースヴェルグに向かって親であるミドガルズオルムが「アイツは単なるコピー怪人だから決して本人じゃない。だからぶっ殺しても同族殺しとかにもならんしノーカンよノーカン。分かったね? いや、これは決してキミに『ずべごべ言わずに今すぐニーズヘッグをぶち殺して来い』とかそういう命令をしている訳じゃなくて私個人の見解を述べただけだけでもちろんキミの自由意志は尊重されるべきだし君が兄弟を殴りたくないという気持ちも良く分かっているからあくまで私個人の見解を述べているだけであって決して何かを強要するような意図が含まれるようなものでないことは明言しておく所存なんだけど一応の私個人の見解の表明ということで間違っても種族全体の公式見解でもなければ何ら強制力を伴う発言ではないということを重々踏まえた上であくまで自己責任のもとに高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応することを期待するものであり決して何ら強制的な要請を意図するものではないが試しに殺ってみて駄目そうならそこのヒカセンに目玉の1個くらいくれてやって全部丸投げすればいいんじゃね、ということなのだよ。分かったね?(めっちゃ早口)」とまで言われる始末である。良いのかよそれで。
(世界観的な解釈で言えば、これって要するにエスティニやんの身体を依り代に、ニーズヘッグの怨念と目玉のエーテルで召喚された憑依型蛮神に近い存在ということだ。
てことは時々人型になるのは、エネルギー切れを起こして充電していたってことなのか?)
となると、今回の主旨である『ニズやんの真の実力を測る』という意味ではちょっと何か違うような気がする。ここは無難に片眼ニズやんの方を用いることにしよう。
という訳で、やって来ましたドラゴンズエアリー。
既にニズやんもエスティニやんも現場に到着し、殺る気ばっちりで睨み合っている。早速検証開始するとしよう。
まず、制限解除したレベル80のヒカセンが適当にニズやんをぶん殴る。するとニズやんは眷属を呼び出して時間を稼ぎつつ、蒼の竜騎士絶殺ビーム(正式名称はマサカーインフェルノ。Massacreとは『皆殺し』の意味である)のチャージを始める。
普通ならここで速やかに眷族を排除してエスティニやんが竜の眼バリアを発動し、それでニズやんのビームをやり過ごしてからまた殴り合いを再開するのであるが、ここで敢えて最後の眷族をタゲだけ取って倒さずに放置することで、エスティニやんのバリア発動が間に合わないようにする。
するとノーガード状態のエスティニやんにニズやんの絶殺ビームが直撃する。当然の流れとしてエスティニやんは一撃で吹き飛ぶ(※1)が、制限解除したレベル80ヒカセンはビームの1発くらいなら余裕で耐える。
さて、それではその後はどうなるのか?
結論から言うと、ニズやんは間髪を入れずにもう1発の絶殺ビームを撃ち込んでくる(エスティニやんの死体に向かって)。
エスティニやんには結構な威力の死体蹴りが入ることになるが、制限解除したレベル80ヒカセンはビームのもう1発くらいなら何とか耐える。
さて、それではその後はどうなるのか?
結論から言うと、ニズやんは間髪を入れずに更にもう1発の絶殺ビームを撃ち込んでくる(エスティニやんの死体に向かって)。
エスティニやんにはまた結構な威力の死体蹴りが入ることになるが、制限解除したレベル80ヒカセンはビームのもう1発くらいならまだ辛うじて耐える。
さて、それではその後はどうなるのか?
結論から言うと、ニズやんは間髪を入れずに更にもう1発の絶殺ビームを撃ち込んでくる(エスティニやんの死体に向かって)。
エスティニやんにはまたまた結構な威力の死体蹴りが入ることになるが、制限解除したレベル80ヒカセンはビームのもう1発くらいならまだギリギリ耐える(そろそろ耐えられないジョブもあるが)。
さて、それではその後はどうなるのか?
結論から言うと、ニズやんは間髪を入れずに更にもう1発(ry
(中略)
最終的な結論を言うと、ニズやんはヒカセンが死ぬまでエンドレスに絶殺ビームを連射してくる(エスティニやんに向かって)。
発射間隔は2発目のみ約3秒・3発目以降は約5秒ごと、ダメージは1発あたり約5万といったところである。エスティニやんの持ってきた目玉にモルボルの臭い息もびっくりなレベルの強烈なデバフをかけられていると推測される状況でもこの威力、流石は七大天竜きっての武闘派だ。
しかし、制限解除したレベル80のヒカセン(白魔道士もしくは学者)の回復力は、この程度であればMPを枯渇させずに耐え続けることを可能とする。
即ち、無限に(エスティニやんに)炸裂する絶殺ビームに対して制限解除レベル80ヒカセン(白もしくは学)は無限に耐え続けることができる。
とは言え、この状況のヒカセンはニズやんに反撃する手段を持たないため、この一方的な爆撃はヒカセンが諦めるかスキル回しをミスるか寝落ちするか、もしくはFF14の鯖がメンテに入るまで永久に続く。
何てことだ、ここに永久機関が完成してしまったぞ。後は着弾時の爆風で発電機を回せばイシュガルドのエネルギー問題が一気に解決だ。
なお、当然のことではあるが、ヒカセンが耐え続ける限りエスティニやんは一撃で即死する威力のビームを撃たれ続ける。
奴は犠牲になったのだ…。結論: 片眼かつデバフを喰らってもレベル80ヒカセンと千日戦争(※2)に持ち込めるということは、全盛期のニズやんは間違いなく無茶苦茶強い!
長いので一言で: キャー白学チャーン!
ニズやん「深い恨みで撃った。こんなに何度も撃てるとは自分でも思ってなかった。今もビームが出そうになっている。うぷ」
※1 エスティニやんのバリア
実はエスティニやんは竜の眼バリアを貼るのに失敗しても、学者の鼓舞激励の策などがかかっているとニズやんの絶殺ビームに耐えることができる、こともある。そして初弾のビームでエスティニやんが倒れなかった場合、ニズやんはバリアの有無に依らず2発目を撃たずに戻ってくる。
個人的にはお前そこはもうちょっと念入りにやれよとは思わなくもない。これがアクモーンとかなら一度に6発くらい撃ち込んでくる癖に、どうして1発だけで諦めてしまうのか。もっと熱くなれよ!
※2 千日戦争とは?
千日戦争(ワンサウザンドウォーズ)とは、圧倒的な強者同士が対峙した時に双方が強過ぎるために長時間の膠着状態になることを指す言葉である。聖闘士星矢において世界観的に最強格の存在である黄金聖闘士同士が1対1で戦った場合にしばしばこうなるとされる。
イシュガルド教皇トールダン7世が竜詩戦争のことを指して言った『千年戦争』の誤記ではないので要注意だゾ☆