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FFの英語 第47回 エオルゼアに生きる古語③

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シリーズFFの英語、第44回に続き今回はエオルゼアで今も語り継がれる英語の古語についてみて行こうかと思います。そして古語の中でも、現代語とは違う古い仕組みが垣間見えるようなものを取り上げて見ました。
私自身「へーそうなんだー」と勉強になることばかりだったのですが、まあ所詮は付け焼刃。間違いもあるかもしれませんからね。

注意:再三しつこいようですが私は英語の専門家ではありません。・・・あとは言わずともわかるでしょう。

mine enemy
「我が敵」と言う意味です。現代の英語なら平たくmy enemyと言うところですね。
これはアシエンさんがゴーレムやレッサー・ガーゴイルを呼び出すときの呪文として出てきました。

O mournful voice of creation! Send unto me a creature of the abyss, my thrall to command, that I may smite mine enemies!
「創造の陰鬱なる声よ!我に使わせ、奈落の造物、命に服すべき虜(とりこ)、我が敵を討ち滅ぼさんことを!」

非常に中2的な英語ですが、thrallは「奴隷」、今ならslaveと言うところですね。smiteは「(戦場で)打ち負かす、殺す」と言う意味で今ならdefeatと言うところですかね、それぞれ古語です。
そして肝心のmine enemyですが、mineは「私のもの」ではなくmyの古い形です。
というか早い話minenが落ちてmyという形が生まれたのです。始めは子音の前でnが落ちていたので、enemyのような母音で始まる単語の前ではnがついたままだったんですね。my thrallを見ると子音で始まる名詞の前ではnが落ちていることが分かります。
ま、つまるところが不定冠詞のaanと同じルールで動いていたのです。
しかし、次第に母音の前でもnが落ちるようになり、mineの形は「私のもの」と後ろの名詞が来ない場合に限られるようになりました。
ちなみに同じゲルマン語の古い形を残すドイツ語ではmeinと、nがちゃんと残ってます。

brethren

brethrenbrotherの古い複数形で、現在ではもっぱら宗教的同胞の意味で用いられる語ですが、エオルゼアではギルドの同業者仲間などを指す言葉として用いられています。

Indeed, I believe there is much we can learn by studying the military tactics of old. I hope one day to persuade my brethren of this fact, so that we might grow as an organization
「いかにも、私は古の用兵術を研究することで我々が学ぶことは多いと思っている。いつかこの事について同胞達を説得できればよいが。我々が組織として成長できるようにな」

これは斧ギルドのアルカ・ゾルカさんのセリフですが、同胞たる斧ギルドの仲間をbrethrenと呼んでいるんですね。

Be that as it may, no deed, however good, can atone for the crime of betrayin' your brethren.
「それはそうだとしても、いかに良いことであれ、どんな行いも同胞を裏切った罪を贖うことはできない」

ラノシアの問題児セヴリンが仲間の海賊をbrethrenと呼んでいます。
brotherobrethrenではeになっているのはウムラウトと呼ばれる現象で、footfeettoothteethなど、現代の英語でも複数形を作る際に結構使われています。
複数形語尾-enは現代ではほとんど見られませんが、childrenなどに一部残ってるほか、oxの複数形oxenに残っているぐらいでしょうか。昔は-sの複数形についで-enの複数形も多かったのですが今ではほとんど駆逐されています。
15世紀ごろの有名な話に地方で卵を買おうと思いeggys(=eggs)と言ったがなかなか通じず、「ああ、eyrenのことかい?」と最後にやっと通じたというのがあり、この頃からすでに-enで終わる複数形のものは地方に追いやられ後に駆逐される運命を感じさせます。

thou

thouは2人称単数形の主語でしばしば「汝」と訳されます。が、元来は「汝」とは違い親しい関係の相手に対して使う2人称で神に対してなども用いられたみたいです。thou-thy-thee-thineと変化し、動詞には2人称単数の語尾-stがつきます。
聖書の古い訳などでも出てくる代表的な古語なのですが、エオルゼアではほとんど聞くことはありません。今のところアーゼマの教えを広める旅の伝道師みたいな人が使ったものしか見てません。

I preach the teachings of Azeyma, the Warden. Hast thou come to partake of the honey of Her wisdom?
「私は監視する神アーゼマの教えを伝道しておる。汝、女神の智慧の蜜を食するために来るか?」

hasthaveの2人称単数形ですね。
ちなみに古い3人称単数形の語尾は-sではなく-thが用いられるのですが、こちらもエオルゼアでは見ることがありません。一度ウリエンジェさんが意味ありげに使っていたぐらいですかね。

The realm doth shudder and twist, and the dawn lieth cowering 'neath the stifling blanket of night.
「エオルゼアは震え、捻じ曲がり、そして、その夜明けは息づまる夜の毛布の下すくんでいる」

dothdoesliethliesですね。
なぜかこのセリフだけ-th語尾が使われており、そのほかでは普通の-sです。
特に古い詩の引用と言うわけでもなさそうなのに、なぜここだけ特別なのか・・・謎です。
ちなみに前も書きましたが、the realmとは「その領域」つまりエオルゼアのことを指します。a realm rebornは「ある領域の再生」つまり「新生エオルゼア」なのです。

さて、今回はこんなところですかね。
ちょっとマニアックに傾きすぎたかもしれません。
が、セリフに見えるこういった古語とその背景を知ることでエオルゼア英語がよりいっそう豊かに感じられると、私は思うのですがね。
それでは、また!
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