ふと開いたPT募集画面にその名を見つけた時、半年ほど前の記憶がまるで昨日のことのように思いだされた。それは私が零式に挑戦し始めた頃の記憶・・・
アルファ零式2層、私はMT戦士として新式と僅かばかりのトークン装備を身に纏い、独り不安に押し潰されまいと抗っていた。フレンドに連れられて行った1層を体よく出荷されて3日と経っていない、ありふれた零式初心者。それが私だった。
そんな私に何ができただろう?
トライ&エラー、改善の努力は厭わないが、人の心は機械仕掛けじゃない。繰り返し吐き出されるエラーに軋む何かが胸の奥にたしかにあるのだ。『モウヤメテシマオウカ』ただただ打ちのめされる時間が過ぎ去った後、頭を過る暗く悲しい自問。私がその答えに手を伸ばしかけたその時、それは私の元へと届けられた。
けして長くは無い、一言の応援を添えたメッセージ。深夜の野良練習PT、気に留める必要も無い、他鯖の至らぬ初心者に向けられた小さな関心。
それだけのこと。だが・・・
私が零式クリアを諦めかけたのは、その日が最後となった。
フレンドの支援だろうか。とうにクリアしているプレイヤーが出す、後半最初から練習の募集に、私の目は釘付けになった。残る1枠はMT、奇しくも私が零式に参加できる唯一の枠であるところのMTである。
彼はきっと私のことなど覚えてはいまい。それでも、例え訝しまれようとも、感謝を伝えよう。そう思っていた。そう思ったはずが、その参加のボタンを押すことに、逡巡した私の小心を笑ってくれて良い。
けれども練習が終わった後に、まるで別人のようだ、頑張ったんだねとかけられた言葉に不覚にも涙したことは、どうか笑わないで欲しい。
そんなある日の出来事。私のとても大切な思い出に、素敵な後日談が加わった昨日の記憶・・・
消して!!
もう耐えられない、誰か!消して~!!
※この直後、討伐ルレで淫夢ネタマクロ誤爆&総スルーという精神崩壊案件