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メモ帳でなくダイアリーです…なつ。3

公開
この物語はフィクションです。




興味の無い事ってあるじゃない?

自分にとっては大切な事や好奇心だったり
深い探求心だったりすることも

他の人からすれば
それは一昨日の夕ご飯ぐらいの事でしかなくて

明日にはきっと忘れてしまっている。

食べたことは覚えていても何を食べたか忘れてる。
ただそれだけの事。

だって
興味って意識して持てる事じゃないじゃない?

もちろん悪気はなくて
ほとんどに人はそう思っているはず。

でも
他人事ってきっとそういう事なのかもしれなくて…


そしてそれはきっと。
すごくもったいなくて
取り返しのつかない事なのかもしれない。

ひさびさにゆっくりと星空を見ながら
そういうことを思ったの。



凄く星が好きな人がいたの。

その人は
とても真面目で不愛想な先輩。

ちゃんと話したことも無くて
挨拶以外したことすらなくて
いつも仕事をしたらすぐに帰ってしまうようなそっけない人だったの。

だからその人に興味も何もなかった。
むしろちょっと苦手でもあったのだけれど。

あるときドコからか

「星とか星座にとても詳しいらしい」

っていう噂が流れたみたいで。

それからしばらくして
ふとした拍子に

その噂を拾ったのか誤解(?)した
占い好きな子達が
星座占いの由来について訪ねてきたことがあったの。

そっと心の中で
(なんて勇気のあるヤツら…)
って思いながら盗み聞きしていたのだけれど

そしたら…

「あぁ。オリオンか(以下省略)。でもベルトが有名だよね(以下省略)。でもあれは実は三兄弟らしいんだ。分子シンセイーペラペラ…(以下覚えてません)」

っていきなり
鳴らなかったオルゴールが超スピンして鳴りだしたみたいに
その先輩が語り始めたの。

それもかなりディープで
裏紙に図解まで書き足して説明するぐらいの熱意で。

その場にいたみんなの
ポカンとした顔を今でも覚えているわ。

その日は本当に衝撃的で
私もそれを飲み込むのに、その先輩の存在を再認識するのに
二日はかかったわ。

今思えばあの時が初めて
人を見る目の無さを自覚した時だったかもしれない。


そんな今でも忘れる事が無いような先輩が昔いたの。




「ほら!あの。こう…ウィンウィンってなってるのが私の星座の射手座だよーん」
「あれ?イテザって冬生まれの人の星座じゃないの?」

そんな無邪気な質問が
昔の私にそっくりだったから

眠っていた記憶が、ぱっと光って

「でしょ!?でもねー、なんと夏に見れる星座なんだよー!」
「なんでー?」
「‥‥なんでだろう?忘れちゃった!」

ちょっとだけチクリと
その人の事を思い出したの。

だから

あの時、私にもっと興味があれば
いい加減なこと言わなくて済んだのになぁ…って

色んな不都合をごまかすように

「じゃぁ織姫ってどれでしょう?」

ちょっとかゆい痛みと一緒に
この子達の興味を逸らしてみたの。



 この物語はフィクションです。

                                 登場する人物、団体、組織名、
                                「アレ…?」っと思いあたること。は架空の桃です。
 

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