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焚き火を囲んで

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※この日記はパッチ3.0までのメインストーリーと、それ以降のゲームの内容に触れています。未進行の方は自衛して下さい。




周囲の山々と連なる様に天高く伸びた尖塔、荘厳さを纏う白の街路や建造物、勇壮さを讃えた彫像の数々と、君主を兼任すると云う教皇の住まう城。
山の都イシュガルドは街全体で一つの楼閣で在るかの様な威容を誇り、霊災の遺産であると云う雪化粧も相俟って都雅を際立たせたが、美麗な上層の盾となる事のみを存在意義とするかの様な城郭たる二重構造には、同時に異様な不気味さと冷たさがあった。
然し、長年に亘り堅く閉ざされてきた門扉を開き、今や追われる身と為った我々を迎え入れてくれたのも又、此のイシュガルドであったのだ。


此の地から我々は、千年に及ぶ人と竜との因縁を正面から見据え、紐解く旅をする事となる。
竜詩戦争は、人にとってはその始まりすら翳んだ過去の彼方からの宿因であり、悠久の時を生きる竜にとっては全てを識って止まった儘の禍根である。
人々が営みを継続させていく為に積み上げられてきた嘘の石壁を崩し、竜に纏わる真実を見据えるには、最早、内側からだけでは無く『外』からの息吹が必要だった。
そして其れこそが、光を再び灯さんとする『暁』の最初の足掛けでもあった。
今度こそ、聞いて。感じて。考える為に。



「そうでしたね・・・・・・。 私はもう、ひとりではないんだ。」

自分自身の力を理解し、己が出来る事と為すべき事を知り、不足と在らば自らの研鑽を以て事を為す。そして何より本当の意味で仲間の存在を知る。
その表情には、立場と知に頼るだけの無自覚な総帥の面影はもう無い。


「やめておけ……こいつも、俺も、そんな言葉のために戦っているわけじゃない。」

英雄が蛮神を始めとする種々の脅威を討ち祓う。
それが半ば自然と為りつつあった状況に於いて苦言を呈してくれた事、冒険者として在りたいと願う私にとって本当に胸のすく思いであった。


「結局私は、凍えた身体を温めるための、仲間が欲しかったのだ・・・・・・ 。」

異なる考えや思想を持つ者達が共に同じ旅路を往く。
残酷な真実に打ちのめされても、望んだ『何か』の為に立ち上がり歩みを止めた儘にはしなかった。
共に歩き、悩み、考える。それは今まで一人に託され、任されてきた冒険者にとって『仲間』という繋がりそのものであった。


彼等との旅路は、今まで私がしてきた『孤独な英雄の行軍』では無い『何か』であった。
この『仲間』達と再び焚き火を囲む日が来ることを願う私である。






「やはりあなたは、人々にとって希望の灯火なのね。」

う、うん……。
き、君はもう、そのままでいいんじゃないかな。

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