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創作物語「それぞれの光」58『審判-V-』

公開
最近はポツポツとINして雪綿を刈っているレイニアです。
年内にガーロンド完成するかな……

ではいつもの前書きから!

このお話は私の妄想であり、忠実にエオルゼアの設定を再現しているわけではありません。
お話の意図や流れに合わせてオリジナルの設定も盛り込まれていますし、元の設定を無視している部分もあります。
その辺りはご了承の上でお読みいただくようにお願いいたします。

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下本文ーーーーーーーーーーーーーー

58

マルナ・カルナの手にする石に刻まれた紋様が輝く。
そこに有ったリオルの気配が揺らぐ。
注ぎ込まれる力に石がマルナ・カルナの手を離れて浮かび上がりエレゼンの青年の姿に変わる。
それは、生前のリオル・シャーラの姿。
「我を消すことなどできぬ、もう二度と消えはせぬ!」
リオルが叫ぶ。
だが、それはリオルでは無い。
「いえ、あなたは消えます。」
聞こえた声にリオルが視線を降ろす。
エレゼンのリオルと比べるとマルナ・カルナの身長はかなり低い。
見下ろす漆黒の瞳を真っ直ぐにマルナ・カルナが見上げる。
「なんだと?」
リオルの声で名もなき神が問う。
その顔にはいくつものヒビが刻まれている。
「名を奪われし古き神よ、あなたの居場所はもうここには有りません。」
ピシッ
という何かの割れる音が驚くほどはっきりと辺りに響く。
「貴様!」
リオルの顔が醜く怒りに歪む。
本物のリオルはそんな顔はしなかった。
寂しさがこみ上げる。
どうなったとしてもリオルは一緒に冒険した仲間なのだ。
その仲間の死を二度も見届けるのはつらかった。
「もう人に神は必要ないんです。」
リオルの体を無数のヒビが覆っていく。
神の痕跡であるあの紋様の描かれた石にマルナ・カルナはほんの小さな傷をつけていた。
もっとも、ほんの小さな傷しかつけられなかったが正しいのだが。
その傷は強大な神の力が流れ込んだ時に致命傷となったのだ。
自らの内側の力の影響で石が崩壊を始めていた。
存在する憑代が無ければ神は存在できない。
神降しをするような信者のいない神に取ってそれは死と同義だ。
「おのれ、人の分際で!」
叫ぶその声と一緒にリオルの姿は塵になり消えていく。
最期に残ったリオルの顔は憑き物が落ちたように優しく笑っているように見えた。
誰もいなくなった空間をマルナ・カルナは一人で見つめていた。
「導師、」
かけられた声に振り返るとランドが立っていた。
「悲しいものだな、送るって言うのは。」
マルナ・カルナの言葉にランドは黙って頷く。
「行こう、残った我々にはまだしなければならない事もあるだろう。」
そうランドに声をかけてリオルの居た場所に背を向け、マルナ・カルナは歩き出した。

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