タイトルにも書きましたがひとりごとです。
漆黒のネタバレは隠さず喋り倒すと思います。
というのも今からそのままひとりごと垂れ流すだけですね。
私個人の考えなので、物語の主人公は主人公の数だけ物語があるので
自分と解釈違いだとしてもIFの世界としてまあ・・・
要は他人事として読んでいただけたらと思います。
個人的にタイトルは
「エメトセルクへ向けてのひとり言」です。
第一世界で空でも眺めながら、誰も聞いてないようなところでしゃべり倒すだけのイメージですね。
ちょっと小説調で書くかもしれません。
結構無計画に書くので。
「なあ、エメトセルク」
空を見上げながら、ポツンとつぶやいた。
風が応えるように小さく凪ぐ。
「私さ、ずーっと『英雄』って肩書貰ったまま過ごしてるじゃん?」
片手に持った愛用の弓を近くの岩場に立てかけ、そこに腰掛ける。
「正直さぁ、森で穏やかに、のんびり過ごそうと思ってエオルゼアに来たと思うんだよね…どうしてこうなったんだか。ほんと」
ちらりと弓を見やる。
「昔、ちょっとだけ弓を使ったことあったから、最初にどこか行くなら弓で何かしたいなって思って、弓術士ギルド入ったんだ。マスターが良い人でさ、よくケンカしてるギルドの先輩もいてさ、いろいろ思うところは人それぞれあるよねーって思ってたんだよね。
そのあとなんやかんやしてるうちにイダとパパリモに会って、気づいたら暁にいた」
空に目を戻し、思い出すように目を伏せる。
「はじめは眩暈の正体が『超える力』だー何て言われて、そんなよくわからない病気のようなもの、手掛かりもないし、調べてくれる間いようかなーとか、手伝ってもらうし何かしらしてるなら手伝っておこう~とかその程度の気軽な気持ちで迎え入れて貰ってた。
三国回ったし、カヌ・エ様の思想好きだから双蛇党入ったけど、暁のリーダーのミンフィリアがさ、結構なお人好しでね。
『助けられそうな人がいたら手を伸ばす』って人だったんだよね。
みんながいれば、助けられるかもしれない、エオルゼアを脅かすものを遠ざけることだってできるかもしれないってさ、人使い結構荒くって。
何度も人を呼びつけては『ごめんなさい、でも助けたい』みたいなこと言うしさ~~~。
世話になってるからには手伝うけど、自分のチカラじゃどうしようもないから手伝って欲しいとか、できるだけサポートするとか、そういうこと言うんだよね。
あ、間違っても嫌いじゃないんだよ。
呼び出し多くてめんどくさいとは思ったことは多々あるけどもね。
暁のメンバーもみーーーーーーーんなしてほんっとお人好しでさ。
ミンフィリアが助けたいって言ってる思いに応えるように当たり前のように手伝ってた。
自分にできることがあるならやりたいって。
巻き込まれるうちにさ、私もそれを手伝うか~。仕方ないな~から、やれることがあるならやってやるかあ…どうせ暇だし。私が穏やかに過ごすためには必要なことっぽいし。自分の意思に反するような行為でもなかったしなぁ。
もちろん、戦闘の避けられないものに関してはいくらか手を汚した。
あー…そういう言い方はよくないな。
いくらかっていうか沢山って感じだな。うん。
目的のためには仕方がなかったとはいえ、沢山あやめた。
でもなあ…帝国がなあ…諦め悪いんだコレが」
『英雄』はため息をつく。
「蛮神がどうのこうのうるさいしさー。アシエンのラハブレアのおじちゃんもやかましいくらい絡んでくるしさあ。こちとら大人しく過ごしたいだけだっつーの。蛮族蛮族とか言って、『自分は正義だ!反するものは敵!悪!正義だから何しても許される!』みたいな思想持ってそうなところとか最高に腹が立つよねほんと。あいつら大っ嫌いだわ。
でも、そういう風に帝国を作ったのもソル帝、あんただろお。
第一世界に降り立って、あんたと話してさ、帝国がなんであんなくそみたいに性格ねじ曲がってるのかよくわかったよ。
期待したくなかったんだろ。
テンペストで見た世界のように、穏やかに過ごせるなら、ここに生きている人がいるなら、そいつらに、賭けたかったんだろ。穏やかに過ごせる世界を作ることを。願ったんでしょ?
でも、それはできなかった。
いつか終わるなら、終わるまでに、最期までにはって幸せを願ってあがき続けて、羨んで、妬んで、どうしようもなく嫌悪感をあらわにして、そいつらが穏やかな時を壊していく様を、ずっと見ていたんだろ。
だったら最初から期待しなくて済むように、駒として切って捨てても心が痛まないように、物のように扱える体制を整えた。
取り戻したいのはあの時のような『穏やかな時』が過ごせるであろう、『あの時』。
そういう風に感じたんでしょう?」
ゆっくりと目を開け、ゆっくりと深呼吸をした。
「まあ私はそのあたりから段々と功績って形で次第に『英雄』なんて呼ばれるようになって行ったし、利便性がよくなるならまあ悪くないかなーってそういう称号を授かったよ。拒否したところでって感じだったし?
暁のメンバーはこれまで通り『英雄』じゃなくて一人の『冒険者』としても見てくれていたから、特別距離が開くこともなかったし、『頼りにしてるよ』って言ってくれてるみたいで、存外悪い気はしなかった。
周りのやつらが過大評価してる気もしたけど、日常を過ごすうえで不便がなければそれでよかった。
んー…で、えーっとまあアルフィノさんがちょっと調子に乗って『実はオレ、すごいやつかも!』って思ったのかわからんけど統帥になって、結果的に自分のおごりだったーってなって落ち込んだこともあったっけな。
若いうちは失敗した方が良いとは思うけど、いかんせんこれは規模がデカくて被害も甚大だったな」
『英雄』は苦虫を噛み潰したような複雑な笑みを浮かべる。
「その後は逃げるようにイシュガルドにも行ったが、竜と人との戦争に巻き込まれて、憑依型蛮神に初めて会ったな。4人で旅したのは面白かったなー。あー…説明はめんどくさいから端折るとしてだな。
あの時フレーズヴェルグ?が愛した人を理由に戦争を起こしてしまうことをほんと…よく…怒りを我慢してくれたものだと思うよ。今となっては申し訳なさしかないね。
彼の竜の穏やかな心をざわつかせたに違いない。
かつて愛した人も、人に裏切られた竜も、どちらの気持ちもくみ取ることができる故に板挟みになってしまったあの白き竜は本当に、優しい良いやつだと、私は思う。
それでさ、まーった帝国兵出てくるんですよこの辺で。
君の嫌いな人種の!君が生み出した国のね!
アイツら見た目が違えばいじめて良いと思ってる正義感振りかざしたいじめっ子気質でさ、私の!好きな!種族を!!!バヌバヌをいじめましたよ!あのもふもふの良さをなぜわからない!はー哀しい!見る目がないね!」
空をにらみながら、歯を食いしばる。
「改めて一生理解し合うことはないと思ったね!」
『英雄』は大きく息を吐く。
「まあその後も?帝国関係なくても?人と人の争いあったし?なんなのかなあの人たちさぁ…私はただ穏やかに過ごせる場所が欲しいって言ってんだろ(言ってない)って思うしさ。
争う為の理由がなければ争わなければいいって問題じゃないんだろうけどさあ…気持ちの整理を人に当たって晴らそうとしてくるしさあもうなんなのこの不幸体質。英雄って肩書のせいで飲み物になんか入れられるしぃ???もうなんだよあいつらぁ。帝国以外もそういうのなるってことは人の元から持ってる意識なんだろうねええって感じ????腹立つよなあ…エメトセルクもそういう人たち見てきたのかなーって。
思い出しながらね。考えてた。
種族が違っても内紛(?)は起こるだろうけども。
見た目に大きな違いのない世界でも…ひんがしの国でもあったな。あっちは帝国いっぱいいてさ。
めんどくさい。非常にめんどくさい。
しかもさあ…まあね?まあ、人に恨みあるのはわかるんだけどね?
『自分が不幸になったのだから、他人が不幸になるのも当然』みたいな?
嫌なことあったら全部人にぶつけて良いって思うタイプの人がいてさ?
あんたも人の幸せ壊してるやんけー!なんでやねーん!ってなるわけじゃんさああ。
ほんっと人間めんどくさい。古代人私の元にも送り込んで欲しい。のんびり喋ろうぜええって感じ。
いやまじほんとまじ。のんびりの欠片もない。
圧力で個性潰して生き続けるのとか地獄。いやほんと地獄でしかないね。
どの国行っても争いだらけでいいことなさ過ぎ問題。
アジムステップが平和すぎて独自の価値観とか聞いてるの楽しかったな。
帝国が来なかったのは土地柄のせいらしかったけど。
自分たちの思想でのぶつかり合いを見るのは楽しかった。
個性って大事だなーって思ったような気はする。はっきりは覚えてないけどね。
ようやく人と人の人種差別の争いがひと段落して?
やーーーーっと私の自由な!平和な時間がやってきた!と思ったらさ?
また戦争ですよ…?
しかも今度は不調で次々仲間は倒れるわ自分も倒れたかと思ったら異世界に召喚されてるわ、
挙句、召喚した本人は『素顔は晒せないが元居た世界の君に生きて欲しいから召喚した』みたいなこと言うじゃん?
いや、はい??私は殉職は本望ですけど?
自分がその覚悟で挑まなかった争い何てないですし?
全力を尽くしてそうなったらまあ仕方ないよ英雄も人だからね。って感じですし?
特別な力何て過去を見れるってだけのこの変な力しかないしさ。
あ、ハイデリンの加護もあるのか。ゾディアーク除けの香料みたいな効果がある感じの。
正直顔も見せねえような水晶公に協力するのもめんどくさいしなああって思ったし、私の心の故郷(グリダニア)に帰れないのはちょっと…ちょっとさあ…森行きたいんだけど?ってなったし。
まあでも生きて欲しいとか力を貸して欲しいとか命を拾ってくれた恩人裏切るわけにはいかないじゃんね?なんかクリスタリウムでは顔が利く人みたいだし?ここ以外住める場所なさそうだし?言うこと聞くしかないじゃん?もーなりゆきに任せるしかないじゃないっすかー。
第一世界でのお使いはもうひたすら『エオルゼアに私は帰りたい』だったわけですよ。
お分かりか???
知らない人の中にいるこの苦痛がおわかりか???
わからんだろうねええ!!
まー暁のメンバーに会って、知らない人だらけのところにぽーんと投げられてる感覚が少しずつ和らいではいったけど、ずーっとエオルゼアに帰りたかったんですよ!グリダニアに!森に!
こんな光まみれの世界用事が済んだら帰ってやるって思ってましたよ!
倒す度に不調になっていくし、『おいおい騙されたんじゃねーの?』くらいの気持ちにもなるし。
でもさ、最後の戦いの前に『平和になったら~』の話したじゃんね。
夢語ったじゃんね。しねないよね?ね?
と思ったらさあ」
イライラを隠さない様子で溜息を吐く。
「エメちゃんも知ってる通りあいつ勝手にいなくなろうとしたじゃんさあ?なんなの???一発殴らせr(自重)
むしろ止めたのは理由はどうあれよくやった!と思ったよ!私絶不調だけどね!どこかの誰かのせいで!!!!
結果的にさ、みーんな私を置いていくんだよね。
託すとか言ってさ。残された方の実も考えてみろってんだいほんと!!!!!
エメトセルクもそう思うだろ?
本当はその先が見たかった奴らからいなくなっていく。なんなんだほんと。
しかものんびりさせてくれないときた!ずるい!!!私も休みたい休ませろクダサイ…!!!
ま、最後の方はさ、エメちゃんも知っての通り君の賭けに乗って戦ったわけだけどもね?
これから先君の望む通りできるとは限らないんだけど、今しぬわけにはいかなかったからさ。
なんといっても水晶公を一発…と思っていたからね。シカタナイネ」
『英雄』は立ち上がり、大きく伸びをした。
「はー…沢山話したら疲れたな。聞いてるかわからないけれど。アシエンの秘密なんてさ、私にはさっぱりわからんよ。アゼム?の効果か知らないけど一回君出てきたじゃん?
だからさ、いつか、君が望む世界が来たら、最後に見に来てよ」
『英雄』は柔らかな笑みを浮かべた。
「オルシュファンも、アルバートも、ミンフィリアもみーんな託して行ってしまった。自分の思いを託して、自分が成し遂げたかった思いを託して。自分が成し遂げる為に託して。
願ったまま終わりにしないでくれよ。
なんて、届くかわからないけど…できたらいいなって願い。
ちょっとカッコ悪いけどね、見せられるって期待だけでもしていてもいいかな…?なんて」
太陽が昇り、弓を手に取る。
「エメトセルク。私は君の友人になりたかったよ。君の孫じゃなく、ね」
なんてごまかしたように笑いながら暁へ帰る道を歩いていった。