科学とは何でしょう。
Wikipediaでは「一定の目的・方法の下でさまざまな現象を研究する認識活動、およびそこからの体系的知識。」となっていました。
大きく「社会科学」「自然科学」「人文科学」に分かれるそうです。
数学や物理学や化学など、一般に理系と呼ばれる学問は「自然科学」の仲間なのだそうです。
Momongaは、自然科学つまり理系の科学が好きなのですが、得意とはいえません。
好きと得意とは似て非なるものです。
微分積分の計算もよくわかっていません。
コツコツ勉強が苦手ですし、自然科学は特に基礎からの理論と知識の積み重ねが重要な学問だと思いますので、Momongaとは相性が悪いのですが、それでも浅薄な興味だけはあるものですから、お部屋の本棚には入門書のような本が入って並べられています。そして、時々読んでみたりするのですが、何回し読み返してもさっぱりわかりません。
入門書を読んでもわからないのにその先の本を読んでも仕方がないので、Momongaの本棚にはそのような本がずっと居座り続けることになります。
それならもう微分積分から気合いを入れて勉強し直せという話なのですが、それができないヘタレがMomongaであるということは、過去の日記を読んでくださっている方はご存じでしょう。
お前オカルト好きやったんちゃうんけ、理系とちゃうやんけという声も聞こえてきそうですが、ある時期までは自然科学至上主義者で、オカルトは否定していました。
入門書もさっぱり理解できないMomongaの分際で。
今思えば、自然科学とオカルトは根底のところでは相反しない気がしますが、話がややこしくなるので今は深入りしないでおきましょう。
映画『オッペンハイマー』を観てきました。
https://www.youtube.com/watch?v=Uoctuzt2IfU映画興行収入ランキングというものがあり、毎週公表されています。
今週はどんなランキングになっているかな、と、毎週チェックしています。
アメリカのランキングも出ているのでそれも一応チェックしていますが、去年2023年の夏~秋にかけて、この『オッペンハイマー』の文字がよく目に入りました。
すごいヒットしてるのに、これ日本で公開しないのかな、と思っていました。
いろいろ事情があったのでしょう。
日本で公開してくれて、本当に良かったです。
衝撃的に面白かったです。
この日記を書くために、この映画を2回観ました。
この日記のためにわざわざ?それともこの日記がなくても2回観た?
どちらでもいいでしょう。
どちらにせよ、今ここにあるのは、この素晴らしい映画を日記にできる喜びだけです。
宇宙の果てはどうなっているのだろう、とか、素粒子の世界はどんな構造になっているのだろう、とか、ブラックホールの中はどうなっているのだろう、とか、タイムマシンは可能なのだろうか、とか、自然科学のロマンに思いを馳せることは、誰しも一度くらいはあるものではないでしょうか。
そこで、そんなロマンをひたすらに追及し続ける、科学者という存在にも思い至ります。
びっくりするような発見や理論の追求を果てなく行う、すごい人達です。
生まれ変わったら〇〇になりたい、などと話題にするのもよくあることですが、Momongaには科学者は無理だろうなぁ、と思ってしまいます。
光は波でもあり粒子でもあるとか、量子力学の世界では因果律があやふやとか、ウランの原子核に中性子をぶつけたら核分裂反応が起こるとか、映画に出てきたお話であればプロメテウスが人類に火を与えたという古代ギリシャの神話とか、古代インドの神話などの経典がサンスクリット語という言語で書かれているとか、表層的な情報としてMomongaも言葉くらいは知っています。
ですが、基礎から本物の理論を積み重ね、本物の知識としてそれらの情報を持っている本物の科学者達の偉大さというものは、とてもMomongaの言葉で言い表せるものではありません。
ただ、畏怖と尊敬があるのみです。
参考文献:『絵でわかる量子力学』『素粒子の探求で宇宙が見えてくる』『超ひも理論をパパに習ってみた』『世界の神話がわかる』『早わかり世界史』予告編を見ればわかるように、この映画では、原子爆弾の存在を扱っています。
科学の進歩を止めることは誰にもできないのだから、爆弾を作った科学者を憎むのはナンセンスだというのがMomongaの考えですし、映画を観た後もその考えは変わりません。
ですが、もし自分の身内や家族が爆弾の被害者だったら、あるいは自分自身が被害者だったら、もしかしたら、この世の全て科学を根こそぎ憎み、科学の進歩で繫栄してきた人類を根こそぎ憎むような思想になっていたかもしれません。
爆弾を作った科学者は、思想の是非も否応もなく、その多くの被害者の憎しみからは逃げられないのでしょう。
それでも、必ず誰かが作るものなのでしょうし、時には嫌でも作らねばならない状況もあるのでしょう。
人類初の原子爆弾の、爆発実験のシーンは、怖くてスクリーンを直視できませんでした。
計算だけでは予測できないこともあり、何が起こるかわからない爆発実験に、現実に携わっていた当時の人々の緊張は、きっとおそろしいものだったでしょう。
爆弾のことはもちろん、この映画の大きなテーマのひとつだと思いますが、この映画のタイトルは『オッペンハイマー』です。
ロバート・オッペンハイマーさんという、ひとりの物理学者の半生を描いた映画です。
上映時間、3時間の長い映画です。
3時間の映画もいろいろありますが、正直、この内容に3時間いらんやろと思うことのほうが多いです。
この『オッペンハイマー』でも、3時間は長いと思う観客もいらっしゃるかもしれません。
ですが、Momonga視点では、3時間のうち無駄な時間は1秒もありませんでした。
全てが、この映画に必要なシーンでした。
誰がオッペンハイマーさんの味方で、誰がオッペンハイマーさんの敵だったのか、オッペンハイマーさんを支えていたものは何だったのか、そのドラマを余すことなく味わってほしいと思います。
映画は娯楽です。
様々な喜びや悲しみや様々な感動をスクリーンに映し出す、素晴らしい娯楽です。
であるならば、この『オッペンハイマー』も、娯楽としてしっかり消費して楽しむことが、この素晴らしい映画に対するMomongaの敬意の表し方です。
こんなMomongaみたいなヘタレが軽々しく日記で感想を書いて公開していい作品なのかどうかと思う気持ちもありますが、でも、これがMomongaの敬意です。
自分自身の信念と、これまでの自分の日記に対するほんの少しばかりの誇りを胸に、ここに発表したいと思います。
2024年のももぴー賞(Momongaが独断で選ぶ優秀映画賞)のノミネート作品2作目は、この『オッペンハイマー』です。