誰しも、尊敬する人というものが、あるのではないでしょうか。
Momongaにもあります。
私は尊敬の対象が多いほうで、いろんなタイプがありますが、大きくいえばざっと2通りです。
ひとつは「読書家」です。
私も本は好きですから、大別すれば私も読んでいるほうだと思いますが、しかし、「読書家」ではありません。
基本、自分の趣味に合う本だけ読みがちですから、あまり広がりがないですし、理解できないところや納得できないところがあると、そこで引っ掛かってしまって、次の本になかなか進めなかったりします。
理解できるように勉強するなりすればいいのですが、そこはヘタレですから、ゲームに逃げたり映画に逃げたり動物園に逃げたりしてしまいます。
読書家の方の気持ちはわかりませんが、推測するなら、理解できないところや納得できないところがあれば、理解できるように勉強したり、別の本を読んで知識を広げて知性の底上げをしたりするのでしょうね。
ご本人は「好きだから読んでるだけ」と仰るのでしょうけども、こちらから見れば、それがすごいことで、素晴らしい能力です。
そんな「読書家」は、大きな尊敬の対象のひとつですね。
もうひとつは「努力家」です。(今回の主題に関わるのは、こちらです。)
私も、好きな事ならちょっとだけ頑張ったりすることもありますが、しかし、「努力家」ではありません。
基本はどヘタレです。本当は、努力なんかしたくないです。1秒も勉強せずに英語ペラペラになりたいです。
しかし、お勉強しないと英語は上達しませんから、仕方なく嫌々努力して、精神の限界が来たらそこでしばらくお勉強ストップです。
努力家のご本人は「努力しないと上についていけなくなるから、怖いからやってるだけ」と仰るのでしょうけども、それがすごいことで、ついていきたくても、怖くても、努力できない人のほうが多いのではないでしょうか。
怖いからやってるだけ、という気持ちは、私でもほんのちょっとだけわかりますが、努力家の方は、それを喜びに変える精神性をお持ちなのかもしれませんね。素晴らしい能力です。
そんな「努力家」も、大きな尊敬の対象ですね。
映画『ブルーピリオド』を観てきました。
https://www.youtube.com/watch?v=zp-YYgzKmnk原作の漫画があるようですが、未読です。
結論から言いますと、2024年のももぴー賞(Momongaの個人的な好みに満ちた優秀映画賞)のノミネート作品の、5作目です。
内容の雰囲気は、予告編で伝わるでしょう。
Momongaは、若者(若者じゃなくてもいいのですが)が、目標を持って努力するお話に弱いようです。
思えば2023年ももぴー賞の『グランツーリスモ』もそうでした。
2024年のノミネート作品も、そういうお話のものが目に付きます。
「努力家」を描いた作品には、高得点が付きがちです。
この作品の主人公の青年も「怖いから努力してる」というようなことを仰っていました。
漫画の主人公には、大きく分けて憧れ型と共感型があるそうですが、こちらの主人公は、共感型の努力家ですね。
「怖いから努力してる」というのは、リアリティがあります。
何でも器用に出来る秀才型のキャラクターが主人公であるというのが、面白さかもしれません。
少年漫画だと、秀才型は脇役で主人公の引き立て役が多い気がしますが、秀才が天才に勝つために手を尽くして努力するお話というのは、リアルでもあり非日常的でもあり、何か不思議なリアリティがあります。
Momongaも、やろうと思えばわりと何でも出来るタイプで、系統でいえば、かろうじて、この主人公と同系統です。
器用貧乏で突出したものが何もない上に、やろうとも思わないからやる機会もないので、この主人公とは出来が全く違う、激しい劣化互換ではありますが。
犬と猫はどちらもネコ目なので、かろうじて同系統です。そんな感じの、遠い同系統です。
ですから、ほんの少しながら、共感型の視点で感情移入できる「努力家」というのが、この作品のMomonga的高ポイントの所以かもしれません。
ただでさえ個人的な好みに満ちたももぴー賞の中で、さらに個人的な好みが重なって選りすぐられた作品ですね。
2024年のノミネート作品では『オッペンハイマー』がかなり強力ですので、ももぴー賞の獲得は、どうかなーという感じではありますが、よー-く考えて作品を思い返して吟味した結果、評価の順位が入れ替わるということもありますので、ここでも逆転があるかどうか、自分自身で楽しみにしたいと思います。