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その後のガレマルド:第5話「遺体」

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「その後のガレマルド」目次登場人物紹介





テルティウム駅。責任者のデキムスが一行を出迎えた。


「政務官!どうしたんですか、何か問題でも?」


「用件の前にまずこちらの先生を紹介させてくれ」


メッティウスはデキムスに先生を紹介し、用件を伝えた。



Sound
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「面倒をかけるかもしれんが、よろしく頼むよ」


「いえ、こちらこそ、、」



Sound
Only
「早速だが、件の遺体を見せてもらえるかな」


「あ、はい、、」デキムスは俯きながら、声を落として答えた。



「どうしたんです?デキムス隊長らしくありませんよ」


「、、お前にはまだ話してなかったな」



「?」


「政務官、ユルスにも見せて構いませんか」



「なんだ、ユルスの知人なのか?」


「私とユルスの共通の知人です」



「?!誰なんです?軍の兵士ですか?」


「、、、まずは遺体を見ろ」








テルティウム駅内、遺体安置所。


「、、、こちらです」



Sound
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「これは、、ひどいな、、だが、多くは死後の損傷か、、」

先生は遺体を動かしつつゆっくりと見ていった。「しかし、この傷は、、」


「これって、、この人って、、!」



「ああ、ヨセフ先輩の奥さんだ」


「では、この遺体は、お前たちの軍の先輩の、、」



「ええ、私もユルスも、かつてはこの方の旦那さんの部下でした」


「なんと、、その先輩にはもう知らせたのか?」



「いえ。既に戦死していまして、、」


「俺が新兵として配属されてから1年後くらいに、

属州への援軍に向かった際に、、」



「そ、そうか、、夫が名誉ある戦死を遂げた方が、こんなことになるとは、、」


「すぐに埋葬しようと考えたのですが、

グナエウス政務官名で一通りの捜査が済むまでは保管しろとの命令でして、、」



「とは言ってもな、、今、ここには捜査官資格のある職員は居らん、、。

先生、先生の見立ては如何です?」


Sound
Only

「正確なところは解剖しないことには分かりませんが、
この遺体は、どう見ても自然死ではないでしょう。

仮に犯罪やテロリズムとは無関係としても、平時なら検死と解剖は必須ですぞ。

もっとも、今のガレマルドは状況が状況ですし、
政務官のあなたが反対するなら、私も無理にとは言いませんが」



「私は反対する理由はありません。しかし、、報酬の方は、、」


Sound
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「それはセナトゥス駅に戻ってから相談しましょう。

ただ、政務官が考えているよりはお安くしますよ。

私はプロの仕事がしたいだけで暴利を貪りたいわけではないのです」



「では、、!」


Sound
Only

「解剖、お受けしましょう。

つきましては、報酬の相談してる間に、解剖用の部屋を用意願いたい。

手術室と同様の設備があれば助かります」



「それでしたらこの駅に医療処置室があります。

第1軍団がここを拠点にした際に衛生兵が急ごしらえで作ったものですが」


Sound
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「それで十分だよ。

それと、解剖の助手を一人。看護師か医師か、あるいはウィギレスで鑑識の経験がある者を。

被害者が女性ゆえ、助手も女性だと助かります」



「な、なんとか探してみます」


Sound
Only

「お願いします」










次回へ続く、、。




~あとがき~
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今回の話のタイトル、当初は『未亡人の遺体』を考えていたのですが、んでないとは酷いということで近年は使われないみたいですね。

『やもめ』はありらしいんですけど、これはこれで遺体への敬意がいまいちだなぁと考え、ただ『遺体』となりました。

奥さんや旦那さんも他に言い方ないかなぁと探したんですが、どうもいいものなくてねぇ、、。
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