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【2020年半ばに物語を始めた者の手記 41】バハムート鯖最後の土地を購入した話

公開
凄まじく疲れた1日だった。



【悪魔のささやき】

59日目が終わり、60日目に入ったところだ。

私がエオルゼアに入ってちょうど2か月の節目である。

時間は午前1時過ぎといったところか。

レガリア先輩が、シロガネにハウジングの空き地があるという情報を伝えてきた。
当方はクッキー金策の材料探しをフライングマウントで行うという目論見がハウジング拡張に間に合わず、ハウジングの土地争奪戦が、自分とは全く関係のない世界で行われているもの、という認識だった。

一瞬、どうしようかと逡巡しかけたが・・・


レガリア先輩「さっさとこんかい」(ルックス:アウラ♀)

私「ほ・・・?いく・・・」(内心少しビビりながら行く)


行ってどうするという疑問はなかった。
こんな時の流れは大抵・・・・・・。

レガリア先輩「ほれ」

(大金)

私「まじで?」


レガリア先輩「勝てる保証はない」
レガリア先輩「だが勝てば栄光が手に入るであろう」
レガリア先輩「そして今を逃せば二度とこの時は訪れない」


私「えーと、あそこに人が集まっているんですが」
私「もしかしてあの看板の前で連打して奪い合うんですか」

レガリア先輩「首がちょこちょこ動いてるから連打してるね」

私「どれくらいの時間戦う事になるんかな」

レガリア先輩「わからん」

私「下手したら朝まで???」

レガリア先輩「ありえる」



お金を先に受け取ってしまったので、ここでやめますとは言えない。
いや・・・正直に言えば欲は残っていたのだろう。
それに、例の如く、私のエンタメデータベースから引っ張り出されるこの場面。



努力したものが全て報われるとは限らん
しかし・・・・・・
成功した者は皆すべからく努力しておる


成功した者は皆(するべきものとして当たり前に)努力をしているという。
はじめの一歩の会長の超名言である。

とはいえ、ここで奮起しているなら、私の方もリアルで違った人生送ってるかもなあという、なんとも腑抜けた考えが後についてくるのが今の私。

心は別段燃える事もなく、しかし、欲望の種は確実に心のうちにある事を自覚しながら、連打合戦に参加したのである。

・・・時間は2時前・・・戦いのはじまり



【先生・・・おしっこ】

こういう時に限って催してくるのが尿意である。

かつて、FF11で半日も待った上に、私がお手洗いに行ったたった1分の間に私のそばに目的のモンスターがPOPし、争奪戦に負けた事がある。

たった1分で半日監視していた対象を見逃したのだ。

その時にメンバーから貰ったとてつもない白い目が今でも忘れられない。

これと同様の戦いが既に始まっているということ・・・。
ひとつマシなのは、この戦いに負けても、仲間内から槍玉に挙げられる事がない。

だが、この尿意に負けてもし土地争奪戦に負けたら・・・と思うと心が冷えてくる。

ここはひとつ冷静に物事を運ばなければならない。

レガリア先輩は確かこの土地は2等地だと言っていた。

そこでコントローラは適度に操作しつつ、土地の割引タイマーと価格が表示されたサイトを探し出す。

そこで分かったことは、どうやらこの土地が整備中になってから6時間が経過しているという事。

完全に0から整備タイマーをカウントした場合、10時間以上、長い人では18時間待つのだという。

ということは・・・、お手洗いに行くなら今を逃して他はないという事。
そう思い、さっそく電子タバコを吸う。
尿意を誘い、出し切れる水分を出してしまおうという作戦である。

ちなみに、8時間を超えたら会社に行く時間なのだが、その事は頭から消えていた。

さて、尿意作戦だが、汚い話だが、3回程、憚りの為に席を外した。

当然、水の様な尿だった。


【腱鞘炎待ったなし】

ここからはもう特筆する行動はない。

手動連打である。

ただの連打ではない。

途中で【はい・いいえ】の選択肢が入るので、タイミングよく十字キーの左右を入力するのだ。

ネットワークによるラグを含めて、テンポを最適化し、ミスをなるべく減らして最大効率で連打するのみである。

ラグが無ければ2秒に1回、ラグがあれば5秒に2回ほどのペースで連打と十字キーの操作を織り交ぜていく。

もちろん最初からこのスピードではない。

やるうちに段々と、速くなっていったのだ。

この間、画面はずっと同じ風景を映している。

同じ画面を長時間見つめていると、画面から入ってくる情報がゲシュタルト崩壊を起こすほどで、もはや中盤では、ものの形が分からなくなる。

目でメニューを見た瞬間に誤動作すら起こしてしまう。

そういう事で、途中からは音のテンポを頼りに操作していた。

眠気で何度も目が閉じた。

でも指は動かしたままだ。

1分間に30回の購入決定のテンポは崩さない。

1時間毎に都合1800回、購入ボタン、その1セットに付き連打は8回。
1時間に14000回以上はボタンを押した。

そして・・・

7時間と30分後、コンテンツ開放の音が鳴り響いた。

10万回を超えるボタン連打の末に勝利したのだ。

これはつまり・・・、

土地の購入【有給休暇】の確定である

貫徹による睡眠不足と腱鞘炎間近の腕を携えて、会社に休みの電話をかける。

繁忙期に入る前の空隙でよかった・・・、でも金曜日に休みはかなり評価が落ちる・・・、挽回せねばなるまい・・・。



さて、シロガネの土地を購入できた私は、あまりの疲労と、それに勝る喜びを仲間内のLINEにぶちまけてしまった。

喜びのあまり、全く空気を読んでいなかったのである。

私以外には、お金を真面目に貯めて争奪戦に参加した人もいる。

その人たちのなんというか・・・裏山けしからん的な〇△■×●▽×□!!!!!!!!な叫びを聞いて、はじめてやらかしてしまったと私は我に返った。




暫くして、私は疲れた目をこすって全ハウジング区画を回りはじめた。
不用意に仲間を前に喜んでしまい、その反応に対して負い目を感じてしまったので、整備中の土地を探す事にしたのである。

せめて、整備中の区画があれば、仲間に報告しようと思っていたのだ。

思っていたのだが・・・。

4ハウジングエリア、すべての区画・・・完全にどこにも整備中のハンマーマークがない。

私は絶句した。
ハウジング戦争を未だに舐めていた事に気が付いた。


夜、集まった仲間に向かって、どうやら私が購入したものがバハムート鯖の最後の土地だったという事を報告した。

落胆する仲間や、心が折れたという仲間を前に、何やらかける言葉もない。

そんな中、レガリア先輩が・・・

レガリア先輩「まあなんや」
レガリア先輩「おめでとう」
レガリア先輩「ペディなら勝てると思っていた」


この場面でそのレスを投入する先輩の勇気たるや・・・・・・。

しかし、私の廃人時代の話を鑑みると、最後までこいつなら張り合うに違いないと思われていたのかも知れない。

正直、私も・・・、こんな所で、FF11発売から約20年も年老いたこの身体で、一回も休む事のない徹夜腱鞘炎バトルを経験する事になるとは思わなんだ・・・。




【さらなる小話】

土地争奪戦に勝利する直前まで、相手の首は上下にカクカクと動いていた。

そして、勝利した後も、しばらくその場から全く動こうとしない。

それで・・・相手がマクロ寝落ちを組んでいた事に初めて気が付いたのだった。



わし・・・寝マクロ相手に、大マジで連射していたのか・・・と脱力したのは言うまでもない。
勝ったからいいものの・・・。

レガリア先輩曰く、「BOT(便宜上:寝マクロの呼称)は規約違反だから通報されたらアウトよ」

正論だ。

だが、もはや私はその時、徹夜で思考能力を無くしていたし、SHAREによる動画を撮る事を一切思いつきもしなかった。

証拠はない。

ライバルの名前は、この凄まじい戦いの事もあってずっと記憶に残っている。

この記憶はきっといつか思い出のなk
レガリア先輩「相手は目が覚めたら絶望しただろうね」

せ・・・先輩ぃぃぃぃぃぃぃ・・・!?!?
(;´Д`)つ



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