イダが霜早峠でムーンブリダにけじめをつけたその直後、大量のドラゴンが空を覆い尽くすという未曾有の事態が発生した。
その緊迫感に圧倒されながら、私は急ぎ石の家へと戻った。
そこで待っていたのは、ウルダハから戻ったアルフィノと、イシュガルドの神殿騎士コマンドであるルキアだった。
二人から聞いた報告は、まさに危機の到来を告げるものだった。
ルキアの話によれば、先日の竜の咆哮に呼応するかのように、ついにドラゴン族の進軍が始まったという。
第一波はすでにクルザス中央高地に到達し、イシュガルドの兵士たちは多数の犠牲を出しながらもなんとか押し返しているものの、戦況は厳しい。
ドラゴン族の戦力は圧倒的で、イシュガルドだけでは対処しきれない可能性があることが伺えた。
そこでルキアは、イシュガルドが暁の血盟やクリスタルブレイブ、さらにエオルゼア全体のグランドカンパニーに対して支援を求めたいと考えていることを明かした。
これまで孤立を保ってきたイシュガルドが他国に救援を求めるというのは、並大抵の決断ではない。
イシュガルドにとっては、自国の誇りと伝統を超えてでも助けを求めざるを得ないほどの切迫した状況にあるのだろう。
イシュガルドが今、かつてない危機に直面し、その未来がかかっている中で、私たち暁もまたその呼びかけに応えなければならない。
ムーンブリダの犠牲もまた、この戦いの先に平和を見出すための道標となったように思える。
イシュガルドとエオルゼア全体を守るため、そして暁としての誇りを持って、この戦いに全身全霊をかける決意を固めた。