次なる舞台は、アナンタ族の地。
メ・ナーゴの故郷であり、アラミゴ解放軍を支援してくれている「ウィルラ派」が暮らす里だ。
しかし、彼女たちは深刻な事態に直面していた。
「ウィルラ派」と異なり、帝国に従属し争いを避けてきた「カリヤナ派」。
そのカリヤナ派に対し、新たに黒き橋を治めることになった帝国軍の女戦士は、人質を差し出すよう命じる。
娘を奪われたカリヤナ族長は深い悲しみに沈み、黒き橋を見つめ続けたという。
しかし、帝国軍が撤退する中で悲劇は起きた。
返還を拒否された族長の娘は、帝国兵の手にかかり命を落とす。
怒りと絶望の果て、カリヤナ族長は娘を死の底から救うため、美神ラクシュミを呼び降ろす――。
悲劇は、やがて新たな危機となってアナンタ族の地を覆うこととなる。
勢いづいたカリヤナ派は、他の同胞に対し美神ラクシュミへの崇拝を強要し始めたのだ。
事態を理解した解放軍の仲間たち。
帝国を追い払うだけでは終わらない、アナンタ族の危機――その根源に立ち向かう決意が固まる。
そして、その運命の中で、再び英雄の力が試される時が来るのだった。