誘われた覚えがあって選んだ。でも結局音信不通。そして自分から知り合いを誘った。
なのに…。裏切ってしまった。
些細ではあるものの、本当に悩んだんだ。悩んで悩んで、決めたことなのにやっぱりまだ悩む。
FF14にはサーバーがいくつもあって、全員と協力したり仲良くなれるわけではない。
後悔があった。どうしても会いたかった。謝りたかった。お話したかった。それだけの理由で、
自分の分身として目的も持たない冒険者が一人生まれてしまった。
入って数分。唯一の目的は無事達成。ただおしゃべりするだけの冒険者。それも悪くないという気持ちが半分。もう半分は…。やっぱり一緒に冒険したい、だった。
とはいえ、レベル差はあまりに高く、カンストした組織に初心者がいること自体がイレギュラー。
目標がない。役割がない。割り切ったつもりでも結局、居場所も…ない。
目標だけはもたせてやろう。じゃないと分身があまりに不憫だ。
そして起きた出来事というよりも、その時の自分の思いを、抱いた感情を書き留めておこうと思う。
物語とは呼べないだろう。記録としても不十分だ。だがこれくらいしてあげなければこの世界に
生を受けた意味さえ空しくなる。
さぁ、一文字だけ欠けたもう一人のもぐらを動かそう。
まずは目標…。そうだな、とりあえず「バトルクラスオール20」なんてどうだろう。
もちろん最後までとなれば途方もなく時間のかかる道のりだ。だが、20ならばなんとかなるのではないだろうか。シナリオを進めずに効率よく決まった時間で決まった経験値を積み重ねていくだけならば気も楽だ。
まずはオール15から。そんな目標を持って巴術をレベル5まであげた。