レンジの募集を再開してから、数日が経ったころ。
ルナリアのコミュニティファインダーに、ひとつの新しいコメントが届いた。
それはつまり、ねるるの卒業が“現実”になった瞬間でもあって――
「ついに、きたか…」
そう思いながらスマホの画面を見つめた。
心の中には、ぽっかり空いた寂しさと、
「どんな人なんだろう?」っていう、少しの期待。
ねるるが旅立った次の日。
コメントに返信した。
──キャラクター名は「Massys」さん。
(……これ、なんて読むんだろう?)
正直、それが最初の印象だった(笑)
レンジ枠・踊り子での参加希望。
機工士や詩人にも着替え可能。
平日のみの参加だけど、最大で5日間の活動ができると書かれていた。
しっかりした文面ではあったけど、正直、どんな人なのかは分からなかった。
「怖い人(ガチ勢)じゃないといいなぁ……」
そんなふうに、ちょっぴりドキドキしながら画面を見つめていた。
そして、その夜。ゲーム内でお話することに。
──黒肌のミコッテ。
ぼくと同じ、ムーンキーパーのミコッテさんだった。
姿を見た瞬間、なんだか少し親近感が湧いた。
Massysさん(後の“まーさん”)は落ち着いた雰囲気で、言葉のひとつひとつにも丁寧さを感じた。
最初は、いつも通りルナリアの活動スタイルや方針を説明して。
でも、高難度にも慣れてそうな印象があったから、ちょっとだけ不安になって。
「うちのペースは、かなりゆっくりになると思いますけど……大丈夫ですか?」
そう聞いたぼくに、まーさんは、落ち着いた感じで、こう返してくれた。
「次の零式がきても、固定優先でやります」
──その言葉が、どれだけ嬉しかったか、今でも忘れられない。
ねるるの卒業で空いた“席”。
そこに、まーさんがそっと座ってくれたような、そんな感覚だった。
こうして、ルナリアの新たな“ピース”が加わった。
あのとき、まーさんが来てくれたこと。
あの言葉をくれたこと。
今、あらためて、伝えたい。
ありがとう。
そして──
これから、一緒にがんばろうね!
───つづく。