というわけで、オルシュファンさんについて気の済むまで書き殴ってやる所存。
メインの序盤からかなり広範囲の
ネタバレになるから気になる人は回れ右で。
ヒカセン最大の恩人。このゲームやっててこの人に何も思わない人なんて
居る訳ないと思うけど、事件屋でさえも「大したもの貰えないしやらなくていいよ」
みたいなこと言う人もけっこう居るみたいだから世の中わからない。
初登場の時から一貫してこんな調子の
変態キャラでおなじみだけど、
他言語版ではまっとうな紳士らしくて、このシーンもカットされてるらしい。
日本人でよかった。このゲームをはじめると、駆け出しの冒険者ながらも
いろんな人に目をかけられて、地道におつかいをこなして実績を積み、
いろんな事件を解決したり蛮神討伐まで果たして都市国家のリーダー達にまで
一目置かれる存在になる。とんとん拍子で出世してすっかり英雄様だ。
ところが、タイタンを倒して浮かれてたら砂の家が帝国に襲われる。
イケイケムードだった暁が一気にお通夜に。っていうか実際大量に人が死んだ。
本来能天気なシルフのノラクシオが、痛かっただろうに、怖かっただろうに、
そんなことは一言も言わず、ただただみんなを守れなかった悔しさと
ミンフィリアの伝言を伝えて死んでいく。さらに他のみんなの死体を片付けたり
シルフの仮宿に報告に行ったり、救いようの無いどん底展開が続く。
それでも前に進んでいかなきゃならない。次の蛮神ガルーダを倒すために
シドの飛空挺エンタープライズを探して舞台はクルザスへ。
ただでさえ寒い上に
「偉い俺たちはドラゴンと戦うのに急がしいから
糞仕事はお前みたいな冒険者にくれてやる。ほれ喜べ」みたいな奴ばっかりだ。半袖じゃなくてもこんなゲームやめたくなる。
そんな絶望の中の唯一の光がオルシュファンさんだった。
クルザスの糞みたいなパシリを積み重ねた結果とかじゃなく、
キャンプ・ドラゴンヘッドを訪れて最初に会ったときから本当に友好的に
親身に接してくれる。
優しすぎて何か企んでるんじゃないかって
ちょっと心配になるくらいだ。変態だし。
そして勢いを盛り返し、ガルーダを倒し、攫われてた暁メンバーも奪還して、
ガイウス率いる帝国の脅威を退け、イシュガルドに迫るドラゴンをも退けた。
ここが二度目の絶頂のピーク。始まる前から胡散臭かった戦勝祝賀会は
蓋を開けてみたら想像を絶する地獄で、命からがら逃げ出した暁の一部は
イシュガルドに逃げ込むことになる。そこでまたこの人だ。
冒険者もだけど、それ以上に増長してそれが完膚なきまでにへし折られたのは
アルフィノさんだ。その凹みっぷりは言葉にならない。
そこに暖かい飲み物をもってきて励ますオルシュファンさん、って
言葉にしちゃうとえらく簡単だな。でもそれがどれだけ力になったことか。
イシュガルドに入っても、冒険者の活躍を間近で見てきたクルザスの人たちと違って
やっぱり余所者にはみんな冷たいし理不尽な扱いも受ける。
それでもオルシュファンさんとエドモン伯爵が力になってくれてると思うと
不安は何も無かった。一人でパシってた頃と違って、アルフィノさんと
イゼルさんとエスティニアンさんと、あとタタルさんと旅してる感じが
ものすごく楽しかった。今振り返ってもこのゲームのメインストーリーで
いちばん楽しかったのはこのイシュガルド入りしてしばらくの間だったと思う。
そして、教皇庁でアイメリクさんを助けた後、取り返しの付かない事が起こる。
なんでこんな、よりにもよって、死んでもほっとけば勝手に生き返って
やり直すような奴を庇って、これからのイシュガルドに絶対居なきゃ駄目な人が
命を落とさなきゃならないのか。この先どんな大団円だったとしても、
わたしはここだけは絶対に許さない。
今のわたしのこのキャラは3人目なので、お話も3回見てる。
メインのお話やムービーは宿屋でいつでも見れるけど、その時しか見れないものもある。
IDでも討伐でもないイベント戦闘だ。
異端の疑いをかけられたアインハルト家の坊ちゃんを助ける戦い。
ばぬばぬに捕まったフォルタン家次男坊を助ける戦い。
どっちも、途中でオルシュファンさんが颯爽と駆けつけてくれる。
なんかもう、戦況的に助かるとかそういうの一切関係なしで泣けてくる。
まともに前が見えなくなるから戦況的にはむしろ不利になる。
これが!これが騎士だ!!超かっこいい!!!どんなに泣いても喚いても、かいはつしつで
マエヒロにホーリー100発かましても
彼が帰ってくることはもう無い。思い出とムービーの中でしか逢えない。
もっかいキャラ作ればいいって?もっかい死んじゃうじゃないか!そんなの嫌だ。
そう思ってたら、ニーズヘッグを倒してエスティニアンさんを取り返すあのシーン。
いやまぁ、今思えば「こんな展開絶対予測不可能だ!」とは思わないし、
ベタとも思わないけどその2歩手前くらいのあり得る展開だったとは思う。
「イイ騎士とは民と友のために戦うもの」死してなお、友の危機に駆けつけて助けてくれたんだよ。
すごいよ、すごすぎるよ。なんかもう本当に言葉が見つかんないよ。
ただもう泣くしかない。その時もだし今これ書いてるときでも
声に出して泣いてる。ただ泣く以外にどうしようもない。
竜詩戦争も一段落して、舞台もイシュガルドを離れた遠い地に移る。
常識的に考えれば今後またこういう展開がある可能性はほぼゼロだと思う。
でも彼の魂はキャンプ・ドラゴンヘッドの小さなお墓で大人しくなんてしてない。
この先もずっと、どこに行っても見守ってくれてる。きっと。