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自分が全部やればいい≠できるヒトがやればいい

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■結論だけいうと
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・本当に他人を信用しているなら仕事の独り占めなんてしない。
・自分だけが頑張ればいい、は周囲の成長の阻害でしかない。
・言葉は言う場面とヒトによって意味が変わるモノなので盲信しない。

・他人を信用しないのが当然だとしても、他人の邪魔が当然になってはならない。

■言葉は実際を伴わない
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「他人は変えられないから、自分を変えよう」
「不平不満を言う前に、進んで灯りをつけよう」
「できないコトは、できるヒトに任せればいい」

一見正しそうな言葉だが、常に正しくはない。理由は極単純だ。


一人だけが頑張り、我慢すればよいワケはない。
他人が耐えられても、自分が耐えられないコトはある。
ケース・バイ・ケース(状況次第)のコトはある。

ありとあらゆる情報をまるごと無視して、
一人が頑張れば絶対解決するなんてコトはない。

俺はそう思っている。


■任せるとは信用するコト
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俺はどちらかというと一人で頑張る方だが、
それは連携と信用が前提になっている。

・他人も頑張っているから、自分だけが頑張る必要はない。
・役割分担をしている以上、頑張りは分散されるものだ。
・必要以上に頑張らないコトは、信頼と信用の証である。


もし誰かが誰かの仕事を奪うのが、頑張りが偏るのが当たり前だと、
頑張らないヒト、頑張るだけ無駄だと感じるヒト、
同じように偏った頑張りをしなくてはならないと思うヒト――
自分、あるいは仲間の能力を信用しないヒトが増えてしまう。

俺はそう考えている。

■できるヒトが"全部"やればいい?
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「できるヒトがやればいい」

それは、努力しても実らないヒトの救いであり、
努力しても無駄だと告げる言葉でもあり、誰かを頼るのを覚えろという叱咤であり、
努力しなくたっていいんだと他人に頼り切るワガママなヒトの言い訳でもある。

言葉はそれ一つでは意味を成さない。
どんな時、誰が、どんな意図で言ったかによって言葉の意味は大きく変わっていく。

できるヒトがやればいい。だから、私は努力しない。できないカラ。
やりたくないカラ、やりたいヒトがやればいい。
例え、私自身の力が必要でも、私が頑張れば誰かが助かるとしても、
私がやりたくないンだから、やらなくたってどうにかなるんだから、
やりたいヒトが、できるヒトが、やればいい。


――申し訳ないンだが、そういったヒトを許していくと、最後には
そう思っているヒト同士で組むのが当たり前になっていくかもしれない。

その時、じゃあ私が俺が頑張ろうって素直になるヒトたちばかりかというと、
なんでできる奴がいないんだ、なんで努力をしていないんだ、なんで俺私を助けないんだ
私はできないのに。助けられて当然なのにと自分勝手な怒りを見せるヒトが多いと思う。


■孤独を当たり前にしたくない
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なんで自分勝手な怒りを見せるかって、簡単だ。

今まで助けてもらって当たり前だったから。

いつも誰かオトナが守ってくれていたのに、突然寒空の下に放り出された子供みたいに、
なんで誰もいないのって驚いて、怖くなって、パニックになって、怒るしかできない。

周りがそのヒトを子供として扱って、オトナになるように考えなかったから。
いや、この言い方は俺としてはちょっと違う。
正しくは、周りがそのヒトを「軽視」して、ちゃんと育てようとしなかったから。
役立たずだと決めつけたから、だ。

子供だから役に立たないと考えるヒト、多いからつい言ってしまったけど
正確には子供でもオトナでも、「成長する」と信じているヒトが少ないンだ。


■カリスマ作りに協力もしたくない
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あるいは。

周りに成長されると、自分の取り分がなくなるから、
周りが上手くなると、自分が褒めてもらえないから、
周りがダメダメなままでいいように、自分が一番であるように、
周りにダメなままでいいよ、成長しなくていいよって言い歩くヒトがいる。


――吐き気がするが、実際見たこともあれば、言われたコトもある。
自分が一番になるためなら、他人、その集合体、社会すらどうでもいい。
そんなヒトは時々いる。


できるヒト(私)がやればいいから、みんなはそれに付き従っててね。
私が一番できるンだから、私にみんな従って。私を褒めてね。
私のコトを褒めないヒト、認めないヒトは役に立たないから大嫌い。
――そんな生き物は、意外と、よくいる。


話が逸れたケド、「自分が全部やればいい」と「できるヒトがやればいい」は似て非なる。
少なくともいつでもどこでもそう思って、そうこなせば、どうにかなるワケではない。
その場限りでは、目の前のコトは、どうにかなるかもしれない。
その後は、未来のコトは、どうにもならないかもしれない。悪化していく可能性がある。

■君が倒れた時、誰が君の代わりをするんだ?
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"私が全部やりますがんばります、でも疲れたり嫌になったりしたらやめます。
その後のことは知りません。私がいる間だけ安心していてください。"

よくそんなコトを、他人に言えるな、と俺は思う。
尤も、そこまで考えているヒトは少ないンだろうなとも思う。
目の前のコトで精一杯だから、とりあえず自分がやればいいで完結するんだろう。


自分が消えたあとのコト、自分がいない間のコト、そこまでは思いつかない。
あるいは、はじめから考えなくていいとすら思っている。なぜだろう。

他人のコトだから、だろうか。
自分に関係ないコトだから、だろうか。


結局、自分だけが頑張ればいいというヒトは、優しいようでいて、
自分だけの力を過信して、他人を信用していないし、軽く見ている。
そのつもりがなくても、そう見える可能性は十分にあるとも言い換えられる。


本当に他人を信用しているなら、仕事の独り占めなんて、しないのだから。

少なくとも俺は、そう思う。

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