広島 備忘録
人を待つ間、スタバで時間を潰すことに
店内に入ると、既に2組ほど並んでいた
混んでいる店内の回転率上げる為に
店員さんが次に注文を聞く人に
メニュー表を見せている
レジの前に立ってから決めさせるのではなく
並んでる間に決めさせる
非常に効率的だが
しかし、私にはそんなもの必要ない
なぜスタバを選んだのか?
それは
噂に聞いているほうじ茶ラテなるものを
飲むためだ
決して、普段
スタバなんて来ないから
どうしていいか分からず、焦ってなどいない
私は、通。
メニューを見てアレコレ
迷ったりしない。
よく来ているスタバで
前回、ほうじ茶ラテが気になって
次来た時は頼もう…と、決めていた
”みたいな顔”で並ぶ
私は、通。
何度も心のなかで呟く
決して、普段
スタバなんて来ないから
どうしていいか分からず、焦ってなどいない
決して……決して……、だ
サイズはもちろん、「トール」だ
……それしか知らない
高校の時に必死に覚えた
自分の番がゆっくり来たが
なぜか並んでる間に
メニュー表は見せてくれなかった
そんな事では動じない
店員さんも
”あの人の佇まい…あれは通。
間違いなくスタラー(?)だ”
と、でも気付いたのだろう
注文の番が来た
「ほうじ茶ラテのアイスを1つ 」
「サイズはどうなさいますか?」
「…………トールで(小声)」
全然、注文の直前になって
トールだかタールだか不安になって
なんとなくのニュアンスだけ伝わる様に
小声で聞き取りにくくした訳ではない
私は通…
「ほうじ茶ラテはホットのみです」
え?
…メニュー表を見せてくれなかった事を嘆きながら
しかし、思っていたのと違うが
『これなら冷たいアイスを注文出来ますよ』、と
店員さんに薦められた
期間限定加賀県産棒ほうじ茶フラペチーノを受けとると
堂々とカウンター席に座る
人の多い店内でここだけ空いてるな…と思ったら
なるほど、店員さんや注文待ちの人が席に近い
しかし、気にしない
私は通。
ロゴの一部に加えられても
自然に馴染めるほど
今はスタバと一体になっている
ロゴに羞恥心などない
そう思いながら
にわか丸出しっぽいが
期間限定加賀県産棒ほうじ茶フラペチーノを楽しんでいると
フラペチーノの一番上の層
なにやらソフトクリームみたいになっている部分
これがなかなか溶けてくれない事に
残り3cm程になって気付く
もちろん、スプーン的なものは持ってきていない
だって、通じゃないから
いよいよソフトクリームみたいな層だけになってしまい
これがストローだと吸えない吸えない
傍で注文を待つ人、店員さんに異常事態だと
気付かれまいと
携帯で地震のニュースを見て
現地の方々を気遣う大人な雰囲気を醸し出すが
内心は地震よりガタガタ。
しかも、気付かない内に
手に付いたクリームが携帯についてしまって
焦ってぬぐったりしながら
10分ほどかけてやっと飲み干す
全く通い慣れていないスタバに
ものの見事にしてやられた訳だが
見事に冷静な判断で
被災地を憂う大人を演じれた
とりあえず、ほうじ茶ラテ……
いや、フラペチーノも美味しく
来て良かったと思って
立ち上がると…
……携帯の画面が
物凄い露出度の高い萌えキャラの広告に
なっていることに気付く
携帯に付いたソフトクリームを拭う時に
不意に広告までスクロールかタッチしてしまったようだ
見せ付ける様に置いていた携帯を拾い
逃げるようにスタバを立ち去る
大の大人(HOT)
散々な目に遭ったと駅に向かい
待ち合わせ相手に
「どれくらいで着きそうですか?」と、聞くと
「すまん!あと2時間くらいやな!」
…………よし、ドトールに行くか