ストーリー的になんかこうクライマックス感が出てるよな
リット君が瞬殺されて帝国さんもさぞ驚いてるやろ
今まで4人で挑んでいたダンジョンもいきなり8人やもんなー
これからは8人が普通になってくんのか?
「さて、ハルさんも追い付いてきたしみんなでストーリー進めますか」
「珍しくやる気満々やん広孝」
「みんな待っててくれたのでするか?」
「上杉がどうせならみんなで一緒に進めよーって」
「ありがとでする♪上杉氏、意外と優しいでするな」
「意外とは何だね意外とは」
「上杉、照れんなって」
「照れる?何だね照れるとは?」
「兄ちゃんはハルさんを待つ間、クラフター始めたんやで」
「広孝がクラフター?まぁ無理やろw」
「僕もそう思う。だってメンドクセーって文句言うてるもん」
「だって面倒クサイやん材料持ってないし!」
「まぁ頑張れや広孝」
上杉の出来るもんならやっみろや的な言葉に少しカチンときたが今日は勘弁しといたろ。
伝説の彫金師ヒロタカに泣いてアクセサリーの依頼をしてくる日もそう遠くないと・・・
「じゃあエントリーしますか」
「おぅいつでもええぞ!」
「僕も大丈夫」
「ワタシもいいでするよ」
「あっ!パーティー募集してみるか?」
上杉が思い出した様に提案してきた。
「パーティー募集とコンテンツファインダーからエントリーするのって何が違うねん?」
「コンテンツファインダー、CFって言われてるやつは、そのコンテンツに参加したい人おるやろ
その参加したい人の中からランダムでパーティーが組まれる訳よ。ほんでパーティー募集は
このコンテンツ行きたいんですけど誰かいませんかー?って言うてそれに人が集まってくる感じよ」
「CFってコンテンツファインダーの略だったんでするなー」
「ハルさん知らんかった?」
「うん、知らんかったでする!」
「ちなみにCFのメンバーは吉田さんが選んでるらしいぞ」
「えーーーそうなんでするかぁ!?」
「うそつけっ!そんな面倒クサイ事をプロデューサーがする訳ないやろがっ!」
「上杉氏、騙したでするなー」
「まさか信じるとは思わんかったわww」
俺達がやり取りしてる間に文孝がさっそくパーティー募集を作っていた。
「上杉、こんなんでいい?」
「ん?どれどれ・・・」
<初めてです。予習はしていないです。タンクさんも初めてなので皆さんに迷惑かけてしまうと思いますがそれでも大丈夫という人ヨロシクお願いします>
「いいんじゃなーい文孝。ハルさんも初見って伝えてるし」
「フミ君ありがとでする♪」
「後は参加してくれる人を待つだけやな」
「しかし今日のダンジョンって言いにくいよな。カストリム、メ・・メリ、メリディアヌム?」
「兄ちゃん言えてないw」
「言えるかコレ?」
「言えまてん♪」
「言えるやろー カストリムメリディアム!」
「上杉、ヌが抜けてるで。メリディアヌムやで」
「ダンジョン名ややこしい説」で盛り上がって?いるとポツリポツリと参加者が集まってくる。
<ヨロシクお願いしまーす>
<頑張りましょー>
<ゆっくり行きましょー>
初見に優しいコメントがチャットログに流れる。
ラスト1人。残るロールはタンク!
<ヨロシクお願いいたします。タンクさんは初見さんですか?>
コメントと共にタンクさん参加。
上杉が素早くコメントを返す。
<そうです。タンク初見です>
<了解致しました。ではワタクシがメインタンクを>
<助かります。ヨロシクお願いします>
「よーーしいくぜーカストリムなんやらに!」
「なんやらー♪」
画面の中心に8人!開始早々にいつもよりも断然に多い敵の数が見える。
少し躊躇したのも束の間、画面が暗転。
スグに画面は元に戻るが今まで見た事のない雑魚敵の数に少し驚いた。
「おいおいおい、コレどないすんねん!?」
「タンクさんが引き連れて進んで行ってるからとりあえずついていく!」
「何かごちゃごちゃしてて見にくいー」
「ワタシはどうすればいいですかぁー」
「とりあえずタンクさんが立ち止まるまでついて行こう」
「ワタシもタンクでするよーー」
しっかりとスタンスをつけて、メインタンクさんと並走するハルさん。
上杉、俺、文孝は最後尾を走る。
「うわぁ敵と味方と入り乱れて訳わからんぞ」
「なんか凄いねココ・・・」
さすがクライマックス感を出してきただけあるな。
くそーダンジョン名がややこしいだけやなくて中身もややこしくなりそうやないかー
「なんやらー嫌でするーーー」