祖国を旅立ち、諸国エオルゼアに着いたMika。
とりあえず、傭兵稼業できる場所を探さねばとなっていた。
とは言え、見知らぬ土地。
地図も無い為、街のありそうな場所を目指す。
とある街に着いた時の事。
周りから物珍しい様な目で見られていたのだ。
「………もしかして、この格好が珍しいのか?」
そう呟き、考え込む。
周りを見れば、自分と同じ様な格好の人が1人もいないのだ。
それに加え、この土地は暑い。
それならば活動しやすい格好にするのが妥当だろう。
しかし、服を調達出来る程の金もない。
箱を眺めていた時の事。
たまたま荷運びしていた男性に声を掛けられたのだ。
「兄ちゃん、箱を眺めたりしてどうした?」
「ああ、いや……その……」
少し気まずい。
何とかして誤魔化さねばならないが。
「この土地に来たばかりでな。こうも暑いとは知らなかったんだ………」
「ははぁん、兄ちゃん異国から来たんだな?そりゃ、その格好は暑いだろうよぉ!何てったってここはザナラーンと呼ばれる土地だからな!」
と、荷運びしていた男性はそう話す。
自分が服を調達出来る程の資金がない事を知った男性は、作業を中断して家の中へ入っていった。
しばらくした後、男性が出てきた。
「俺のお古だが、お前さんなら着れるだろう?」
と言って服を差し出した。
確かに調達出来る程の資金はないが、貰って良いのか?
まあ、着るぐらいならいいか。
早速、貰ったお古を着てみる事にした。
着てみた衣服は、サイズがぴったりでこの土地を旅をするには持って来いの格好だった。
こんな立派は衣服がお古?とは思ったが、この男性にとってはそうなのだろう。
「……着ておいてアレだが、貰っていいのか?」
その質問に男性はニカっと笑いこう答える。
「いいってもんよ!兄ちゃん困っていたみたいだしな!」
その言葉に有り難みを感じた。
ついでに、傭兵稼業が出来そうな場所を聞いてみる事にした。
ああそれなら……と男性は少し考えこう答える。
「ここを真っ直ぐ行けば、デカイ都があるだろう?その都でなら、傭兵稼業も出来る筈だ」
「都があるのか……」
「その都の名は、砂の都ウルダハだ!兄ちゃん、見た所腕っぷしはありそうだし冒険者としてやってみるのもいいかもな!」
「そうか、ありがとう。悪いな、何から何まで」
男性に礼を言い、砂の都ウルダハを目指してみる事にした。
が、一つ問題があった。
「……地図を貰うの忘れていた……ハァ、今更呼び止める訳にもいかないし行くしかないか」
己のドジをどうにかしなければならないなと思いつつ、その足は都へと向かって行った。
ーー続く?ーー