この日記は二次創作になります。
独自設定並びに、独自解釈を含みます。
また下記ネタバレを含みます。
・巴術/召喚士クエスト
・蛮族クエスト
・クリスタルタワー関連
・メインクエスト
・その他サブクエスト等
また露骨なパロディーを含みます。
ご注意ください。---------------------------
前回までのあらすじ 事件との関連があると思われる炎牙衆の元へ、シドゥと灰の一党は潜入した。
そこにいたのは、力を増したイフリートの加護を受けた司祭「カザリ・チャー」だった。
苦戦するルーン・ガーとシドゥであったが、ハムジ・ガーの支援もあり、これを退けるも、そのハムジすら一撃で膝をつかせる謎のミコッテ族が現れたのだった。-----------------------------
「……グ……これは、焔神の……?」
ハムジ・ガーが周囲のエーテルの変化に気づく。 「なんだと……」 「見よ……ハムジ・ガー! 至大至高!!今こそ我らアマルジャの神が究極の力を以て降臨される!」 ――カザリ・チャーの笑い声が、響き渡った。 「では客人よ……儀式を始めよう……贄となる……焼かれしもの達を……!」
カザリ・チャーが例のミコッテ族に目配せした。
「フッ……」
ミコッテ族が、手招きする。
と、ヒューランやララフェルなど、アマルジャ族以外の者たちがぞろぞろ神殿前に集まりだした。
その数、三十、四十と言ったところだ。
おそらく、イフリートに魂を焼かれしもの、”
テンパード”たちだ。
「さあ……希え! 焼かれしもの達よ! そして生贄として捧げよ……汝らが魂をッ……!」
カザリ・チャーが祈祷を始める……。
「くっ!」
「シドゥさん!」
俺とク・ウガがカザリ・チャーを止めようとする。
しかし、
「おっと動くな! こいつらがどうなってもいいのか?」
「ちっくしょう……!」
「屈辱讒謗……許すまじ」
謎のミコッテ族が、ハムジ・ガーの旦那や、ルーン・ガーに槍を向け、それを遮った。 「くっ……貴様は一体!?」
「フ、コイナク財団の犬がまさか、ここに来るとはネ……が、邪魔をしないで貰おうか、これから、素晴らしい祭りの始まりなのだ」
「祭り……!?」
「猛ろ炎よ! そして創世の業火をまといし、猛き神よ!我が父祖に「戦士の炎」を灯したもうた、
いと高き神よ! この者らの魂を! 肉体を糧に! 今こそ我らが願いを聞き届けたまえ!」
カザリ・チャーが、祝詞を捧げると、空に巨大な火球が生まれた。
そして……その中から……。
「ウォオオオオオオオオオオオオオオ!!」 怒号の産声を上げて、焔神イフリートが徐々にその姿を具現化させていった。
「来たれよ!御神よ! そして喰らえ、彼の者らを! そして祈れ! 焼かれしもの達よ! 御神の名を叫ぶのだ……さあ、行こうぞ客人!! メ・ガルメ・ティア殿ッ!!」
「フッ……焔神イフリートか……さあ、テンパード達よ……御神の名を呼べ、そして縋れ……そして魂を捧げよ!!」
ミコッテ族が、合図すると……テンパード達がイフリートを見上げた。
そしてうわごとのように何かを呟き始める。
「う……ああ……」
「ああ……我らが……神……」 すると……テンパード達の体が光り始めた……そして彼らの体は段々と透明になっていく……!
「え、エーテル化している!? 存在すら捧げさせているのか!? なんて惨いことを!!」 「ほう……流石コイナク財団の犬、詳しいな……ん……お前?」
ミコッテ族が、ク・ウガの方を見て、何かに気づいたような表情になる……と、
「ど、どういうことだ!?」 「ぐ、グオオオオ………!!」 ――焔神イフリートが、苦しみ出していた。 信徒たちのエーテルを喰らっているかに見えたイフリートだが、その姿は、まるで毒素に体を蝕まれているようだった。
「メ・ガルメ殿! これは一体……幾人ものアマルジャの魂を喰らい、最後に大量のテンパード達の魂を喰らうことで、究極の力を御神様が得るのではなかったのか!?」 「フッ……究極の神は降りるさ……」
――ミコッテ族、「メ・ガルメ・ティア」と呼ばれた男が言った。
数十名いたテンパード達は、殆どが光の粒になって消えていった。
そして……最後に残った数名が叫んだ。 「我らが……我らが神……魔神……ベリアス!!」 「何!?」 カザリ・チャーが叫んだ。
「機は熟した……凡てはこの時の為に!!」 そういうとメ・ガルメは……あるものを取り出した。 「あれは!? ク・ウガに渡されたものと同じ!?」 それは、ク・ウガに渡されたアラグの遺物らしきものと良く似ていた。
「アラガントランスベルトマークΧ(カイ)!? あんな危険な物を!!」 ク・ウガもそれを見て叫ぶ。
「フフフ……フハハハ!! このためにリドルアナ大瀑布に潜入し、彼の者のエーテルを浴び、アマルジャ相手に猿芝居までしたのだ。 古の三蛮神にも数えられたその力……俺がもらい受ける!!」
「ああ……!! これはどうしたことだ!! 我らの神が……戦士の始祖が……歪められていく!! 存在が……神が、歪んでしまう!!」
すっかり狼狽したカザリ・チャーが悲鳴のように叫んだ。 「フッ……」
それをあざ笑うかのように、メ・ガルメ・ティアがほくそ笑んだ。
「貴様らの神は、今より我が力になる……見るがいい!! 召喚! 合体ッ!!」 「……まさか!!」
ク・ウガが叫んだ。
「変身!!」 「グ、グオオオオオオオオオオンン!!」 イフリートが……メ・ガルメのベルトに食われていく。 「フフ……フハハハ!! 感じるぞ! 古の魔神の力を! 穢れてもなお、崇高な意志だけは持ち続けた騎士ウィーグラフをも歪ませた伝説の魔の力を」 「ウォオオオオオオオオオオ!!」 メ・ガルメのベルトが、輝きを増した。
「ククク……ハハハハハ!! 最高の力だァアアッー!!」 そして……ベルトの輝きは、メ・ガルメ・ティアを包んだ。
その輝きは、奴の体を、手に取った槍をも、変えていった。
「畏れ敬え……我は……」
「魔界幻士……メ・ガルメ・ティア……魔神ベリアスの力を持つ者!!」