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ファダニエルの望み

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いつも通り考察妄想を語ってるだけだよ。
勝手に書いたもん勝ちだよ。


〇ヘルメス
〇アモン
〇ファダニエル(アモン)



何を望んだのか、何がしたかったのか……。

星海で思ったことは、アモンというよりヘルメスに対する答えだったなーと思ったので考えてた。
ヘルメスには望まれるだろうけど、アモンはたぶんもうがっかりするだけだな。

ということでもう少し、自分の中で筋の通ると思う答えを探してみた。

結局のところ、ヘルメスもアモンも自分の存在意義を求めただけなんだよね。
己の命の価値を問いたかった。

取った手段が"終末"だった。
あれはたぶん、手段に過ぎなかった……と思う。

周りと同じ感覚を持てず、おかしいと思ったことを大多数が何も疑問に思っていないなら……
周りの方が正しいというのなら、間違っているのは自分の方……ということになる。

そして"おかしい"というのは……"苦しみ"になる。

しかしみんな、何も感じていないらしい。
周りと同じになるにはそんな"苦しみ"を無くすしかない。

苦しみを取り払いたくて、どうして苦しいのか考える。そして理由の当たりをつける。
それが自分1人ではどうにもならなかったときの選択肢が、
自分を変えて"苦しみ"を無視するか、世界を変えて"苦しみ"を理解してもらうかだった。
そして後者を選んだ。

だいたいそんな感じな気がする。


〇ヘルメス

創造生物を殺すことを嫌だと思ったヘルメス。
最初はただ、可哀想に思っただけかもしれない。
観察を重ねることで"顔"が分かるようになってしまったのなら、そう思うのは不思議でもなんでもない。

創造生物達もヒトと同じように心を持つことを認識してしまったことで、
創造生物とヒトの境界線があやふやになった。
せっかく生まれてきたのに、不要だと判断され消えていく命……。
処分した命について悩み、どうにもできない自分を嫌悪し、周囲との差から孤独を感じた。

この想いが正しくないことならば、この心も不要だと判じるべきなのだろうか?

そしてだんだん自分を、不要とされた創造生物達に重ねるようになったのかもしれない。

こんなことを考えてしまう自分も、実はこの世界には不要な存在なのでは――?

ヘルメスは、「そうだ」とは思いたくなかった。

こんな自分がもし星へ還ったら、どうなる?
不要と処分されたことになるのか、役目を果たしたと栄誉あるものとなるのか。
どちらにせよ、"死ぬ"ということだけが真実だった。

ヘルメスにとって身近な死は、創造生物達の死。
ヘルメスは死への恐怖を感じた。
まだ、死にたくはなかった。不要とされたくはなかった。

結局のところ、ヘルメスが本当に護りたかったものはきっと自分自身だった。
だから不要な消え去るべき『命』などあるはずもないと、
全ての命を肯定することで、周りと異なる自分自身も肯定したかった。

周囲を説得するには合理性が必要になる。
"星を善くするため、不要なものは消去すべき"という道理を覆す筋道が必要だった。
世界の在り方を変えるために、すべての命を肯定できる理由を――
"すべての命に価値がある"という答えを求めた。
アーテリスでは見つけられないと思い、メーティオンを宇宙へ飛ばして望む答えを求めた。

聞いてもらえるような言葉を並べて、相手の土俵で筋を通して、
おかしな自分を認めてもらえる世界を求めて足掻いた。

でも、思い通りにはいかなかった。

メーティオン達は絶望に染まり、命を否定するようになった。
それはヘルメスの望んだ答えではなかった。
しかしヘルメスはメーティオンの考えも肯定して逃がした。

すべての命を肯定することが目的ならば、すべての終わりを望む者であっても蔑ろにできなかった。

そうとも考えられるが、そうでもあったのだろうが……、
一番の理由は……"それでも構わなかったから"では?

それは想定外ではあったが、ヘルメスの望みの妨げとはならなかった。

ヘルメスの本懐は、すべての命を肯定すること。
それによって、自己の存在意義を得ること。

メーティオンは全ての命を否定する者になった。
それによって、命の価値を見つけるという使命を終えたかった。
(生命がどこかに生まれてしまったら、また命の価値を問いに行かなければならなくなるから)

メーティオンは、ヘルメスと真逆の意見を持つ存在になった。

当たり前のことを疑問に思ったヘルメスには、弁論したくてもそんな相手はできなかった。
それは議論以前の問題。
つまり自己の主張をできる相手も、場も、存在していなかった。

しかしそんなヘルメスに意見を戦わせられる相手が出来た。
終末の災厄は、そんな議論の場となった。
だからヘルメスは戦うことを選んだ。
議論の相手が第三者に囚われる前に逃がした。

メーティオンは、最初にヘルメスの心を持って宇宙へ旅立った。
その心・考え方はヘルメスにきっと似ていた。
しかし宇宙の旅路を経て、似て非なる者になった。
全く異なる存在よりも、どこか似ていて、しかしどこか違う存在の方が対等に感じるものだ。
メーティオンは、ヘルメスにとってそんな存在になった。
ただの使い魔から、対等な存在になったのだ。


閑話になるけど、ゼノスとの死闘もそういうことだったのかな?
何が違って、何が同じだった……?
もしそうなら、何を勝ち取った……?
そして、自己の存在意義を手に入れられたの?

閑話休題。


全ての命を肯定すること……手段が本懐にシフトしていた。
本当に大切だったのは、自身の命の価値を確立すること。

記憶を改ざんしたことで、ヘルメスは議論の相手も忘れ、自分の考えを改めることになった。
余計なことは考えずに使命を果たしているべきだったと。
そして何より、十四人委員会に入ったことで居場所を得た。
(暁月秘話3話読んだ後の追記: 居場所にはなってなさそうだた。使命果たしてただけだわ)

本懐にシフトした手段は本懐のまま、その心に秘められて、
そして相手が訪れ、議論の場が提供されることになる。
ヘルメスは終末の災厄に熱心に取り組んだ。


こんなタイトルでヘルメスについて書いたのは、
アシエンに引き上げられる前のアモンは、おそらくヘルメスに似ていたのではと思ったから。


〇アモン

周囲がヒトとして扱わなかった者達を自分と変わらない存在だと思ったり、
自分の研究で他人を弄ぶ人々に失望した。辟易して孤独を感じた。

ヘルメスにとっての、全ての命の価値と同じ質の失望と辟易。そして孤独。
ではヘルメスにとっての、自身の存在意義の獲得に当たるものは?

アモンの研究は、ただの暇つぶしにされた。
それは別に"研究"でなくともよかったし、アモンである必要すらなかった。
誰でもよかった。何でもよかった。暇が潰せるなら。

アモンの研究は数ある暇つぶしの中の一つでしかなかった。
どこにも存在意義など見つけられなかった。
最初はきっと楽しんで研究していただろうに、研究の意味を見失いそうになっていた。

つまらない世界を生きて、甘やかな死に身を投げるしかない。
そんな生き方に納得できず嫌悪し、世界に絶望した。

そして世界の在り方を、人の生き方を変えるために考えた筋道は、
ザンデを復活させて帝国を盛り上げることだった。
アラグの停滞期・退廃期からの脱却。かつての輝きを取り戻す。
そんな偉業によって、自己の存在意義を求めた。
自分の研究が世界に変化をもたらす。それは自己の証明になる。
この命に価値はあったと。

蘇らせたザンデは無の思想に染まっていた。
しかしその思想を認めてしまったら、アモンの命にも価値はないことになってしまう。
否定したかった生き方も、アモンの生き方も何も変わらないのだと、
今までやってきた足掻きも感じてきた苦しみも……何の意味もないことになってしまう。
だから認めたくはなかった。
しかし自己の存在価値を示す筋道の上に立っていたザンデを蔑ろには出来なかった。

ザンデの望みを叶えながらも、無の思想に抗おうと可能性を示し続けようとした。
どんな生き方も死の前には無意味だと希望を持たないザンデに、
そんなことはないと示し続けようとした。
自分が蘇らせて、利用してきた哀れな皇帝に。

ザンデとアモンは主従関係だった。
希望を見せようと、虚無に染まったザンデの手を引いた。
その思想と戦わないと自己の命の意味もなくなってしまうから。

でも、終わりの時はやってきた。

ザンデは最後まで無の思想を覆すことはなくヴォイドゲートを求めた。
敗北が確定し、彼らは最終的に第四霊災を引き起こして、クリスタルタワーは封印された。
その裏で、アモンはファダニエルに引き上げられていた。

しかしおそらくアモンはザンデに希望を持ってほしくて、
その答えを探すために、大人しくファダニエルに引き上げられたのだと思う。
ザンデをクリスタルタワーで眠らせて、
きっと次会う時には無の思想を打ち砕く希望を語りたかったのだと思う。

でもそんな希望は見つからなかった。

アシエンとして見る世界では、ヒトはどれも同じに見えて、
ザンデの言う通り、何事も始まれば必ず無に還った。
希望は見つからないまま、アモンはザンデの前には再び立てぬまま、
いつしかクリスタルタワーの封印は解かれ、そしてザンデは無に還った。

ザンデを倒した冒険者は、ザンデを終わらせた者。
そして世界が無に還ることを阻止した者。無の思想を否定した者。
もしかしたらクリタワ攻略以降、ヒカセンは実はずっとファダニエルに見られていたり……?


〇ファダニエル(アモン)

ファダニエルになったアモンは、夢に見ていた"ヘルメス"が前の魂の持ち主だということに愕然とした。
きっと夢として見ていた頃ならば、ヘルメスに共感していたと思うんですよ。
命の価値を信じたかったし、終わりに抗いたく思った。
自分の現状がおかしな形で夢として表れているだけだと。

しかし前世だと知れば、話は変わった。

アモンとヘルメスの行動は似すぎていた。
同じように世界に疑問を抱いて苦しんで抗っていた。

そしてファダニエルとして引き上げられて、
本当に必要だったのはアモンじゃなくてヘルメスだったと思ったことでしょう。
"ファダニエル"と名を変え、アシエンとして行動することで、
己がアモンなのかヘルメスなのか曖昧になりそうだった。

事実、周りの転生組は座に就いていた者と己を混同している者もいた。
ともすれば自身を、記憶を思い出した前世の人物であると認識していそうな者もいた。

例えばミトロン。

分かたれた人として生きた筈の"彼"はどこに行った?
引き上げられて、ミトロンだった頃の記憶を思い出して、消えてなくなってしまったのか?

ファダニエルは――アモンは、そんな結末を望まなかった。
今のファダニエルはアモンであって、ヘルメスではなかった。
カイロスに消された記憶から、彼らがメーティオンの終末に抗い続けていることにも気が付いた。
ヘルメスのような行動は取りたくはなかった。自分はアモンなのだから。

ヘルメスは希望を信じて終わりに抗っていた。
自分で終末を引き起こしていながら、馬鹿馬鹿しくもそれを忘れて、素知らぬ顔で抗っていた。
ならばアモンは、ザンデを拠り所にして全てを無に還そう。
ザンデの為に生きることが、己がアモンであることの証明。
自ら終わりを望むことがヘルメスとアモンの違い。

"終末"を引き起こすことは、自身がアモンであることを示すための手段に過ぎなかった。
アモンもヘルメス同様、実のところ求めていたものは希望だった。
自分の命を肯定できるような希望。
それを忘れた結果、結局のところ終末を起こして何を望んでいたのか分からなくなった。
希望を求める他者を目にして胸がざわついた。羨んだ。嫉妬した。



個人的に……アモンは転生することで、終末がどうなったのか知ればいいと思うんですよね。
もう何も覚えてなくても、それが罰で救いだと思う。
悪いことやってきた自覚あると思うし。潔癖すぎるくらいに。

独りで決めた筋道は、いつだって望まぬ結末に続いていた。
終末だって結局阻止されちゃってるしね。
どこかがズレていっても、自分1人だけでは気が付けなかった。

次はきっと、一緒に探そう。

転生した姿で、みんな新しく出会えるといいね。
「あいつはいい奴なんだぞ」って連れ出してくれる誰かに。
共に考えて、進んでくれる対等な仲間に。


独りで進めるには耐えられず、
メーティオンを立てた。
ザンデを立てた。
ゼノスを立てた。

誰かと共にいたが対等ではなかった。いつも手を引く側だった。
彼らの為に動いているように見えて、実のところ利用している。
しかしおそらく、そんなことは分かっているから尽くした。


どこが、とは答えづらいけど……なんかアルフィノに似ている気がする。
アルフィノとヒカセンの関係に似てる気がした。自分だけかもしれんが。
愚直に理想を追おうとする者も、必要だと思うんですよね。やり方の是非はあるけど。



そうえば……ザンデの経歴みてると、
中身エメトセルクだったんじゃないかって気がめっちゃするのだが……。
アモンが蘇生させたザンデは多分、ガワと記憶だけで、やっぱ魂は別物なのでは……?
ロールクエ的な魂の召喚方法だった可能性が……? いやまさか?
キャスロールクエのおかげで蛮神の魂というものの謎が深まったんですよね……。どうなってだ

もしそうだったとしてもアモンが崇拝したザンデは、復活させたクローンザンデなので、
アモンは初代ザンデには特に何とも思ってなかったと思う。
でもああいう抗ってる人からは目を離せないような性格なのでは、とも思う。
胸がザワザワしてそう。


そうえば、ヴァリスってアモンと同じことしようとしてたのか……?
ヴァリス帝が国父のクローンを造ってたのはそういうことだったのか……?
唾吐いてたのに、それに頼らざるを得ないところまで追い込まれていた……?



まあ何にしろ、真偽は定かではないのだが。



そうえば魂について変なことを思いついたので書いておく。

元々、魂なんてものは生物に存在していなくて、
『もっと生きたい』とか『またあの人に会いたい』とかそういう気持ちによって、
生物が死した時に後から生じたものだったりして。
別の誰か、別の命としてまた生きるために……。

だから魂の有無と意思の発現は特に関係がない……とか。
何かの思い込みに囚われてるだけなんですけどもも。


おわり
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