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FF14バックステージ調査隊⑤コンセプトアーティスト:長嶺裕幸さん

こんにちは。宣伝チームのはまです!

FFXIVの開発/運営スタッフにいろいろな裏話を聞いていく企画、「FF14バックステージ調査隊」。

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とあるアーティストに話を聞いてきたわけですが、その前にまずはその人のアートをご紹介したいと思います。

社内のファイルを、ごそごそ......

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※本ブログ記事の一部画像はクリックすることで拡大できます

このほかにも、素敵なアートが山ほどあるのですが... 

ああ...... 全部を伝えられなくて胸が苦しい...(笑)

ということで、本日は様々なキャラクターの生みの親であるコンセプトアーティスト「長嶺裕幸」さんにお話しを伺います!

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▲長嶺さんは社内のメールアイコンもこのアートをお使いです!(笑)

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はま: さっそくですが、長嶺さんはいつ頃からFFXIVのアートを担当されていますか?

長嶺: 振り返ってみると、2008年頃からFFXIVチームにいますね。旧FFXIVの後半に差しかかった頃からだったと思います。ちなみにその前はFFXIで同じくモンスターを担当していました。

はま 長いことオンラインゲームに携わってきたのですね! FFXIVで手がけたアートのなかで印象に残っているものを教えてください。

長嶺 まっさきに思い当たったのは、コロポックルです。自分のなかでなかなか納得いくアイディアが出てこなくて、苦労したので印象に残っています。

植物園のダンジョンが実装されるということで発注があったのですが、「マリモに手足が生えたようなモンスター、マリモくん」というのがオーダー内容でした。頭に生えている葉っぱや顔は自分で考えたのですが、顔に特徴をつけるのが難しくてかなり苦労しました。

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▲長嶺さんのコロポックルの設定画。はっぱのしずくまでこだわった仕上がりです。「マリモくん」というオーダーから、こんなにチャーミングなキャラクターを生み出すなんてさすが!!

はま コロポックルの初登場はインスタンスダンジョン「聖モシャーヌ植物園」の道中に出てくるモンスターで、特別な存在ではありませんでした。それが、今ではぬいぐるみなどにグッズ化され、マウントにもなるなど親しまれていますね。

長嶺 当初は「聖モシャーヌ植物園」でしか使われていなかったので、自分としてはもっと使ってほしいと思っていました。社内で「マウントに使ってはどうか?」と勝手にオススメしていたりしました。(笑)

コロポックル以外だと、「紅蓮のリベレーター」の頃の「四聖獣」も印象に残っています。当時はアート班みんなでアイディアを出し合ってから決めていったので、そのプロセスが思い出深いです。

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▲人型はもちろん、獣姿も長嶺さんが手がけています

はま たしかに、「四聖獣」も長嶺さんのアートで、4体並べてみるとなんとなく一体感がありますね!この時はバトルのギミック情報など踏まえてデザインしたのですか?

長嶺: いえ、デザイン時はまだそこまでの情報はありませんでした。イベント班からキャラクターにまつわるストーリーや性別、性格、イメージカラーなどの情報をもらったうえで、アート班でアイディアを持ち寄っていました。

はま なるほど!逆にバトルのアイディアがアートから生まれている可能性もあるわけですね。「四聖獣」のなかでも長嶺さんのお気に入りはいますか?

長嶺 なかでも朱雀の評判がよくて、嬉しかったです。

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はま ここで、長嶺さんの普段のお仕事の流れを教えてください。

長嶺 基本的なモンスターのアート制作ですと、モンスターやレベル、イベント班から「こういうコンテンツ/バトルをやりたいのでモンスターが必要になりました」というのを会議で説明してもらって、そこからアート作業に入ります。そのあとは、「こんなデザインでどうでしょう?」というようなやり取りを各担当者としていきます。

はま: 長嶺さんは2Dのアート担当ですが、3D化する工程まで監修しているのですか?

長嶺 基本的にはしていないのですが、人の姿をしたモンスターは顔の造形を作るのが難しいので、モデラ―さんとやり取りして進めることもあります。特にレイドシリーズ「次元の狭間オメガ」に出てきたオメガM・オメガFは綺麗な顔立ちであるうえに、天野喜孝さんのテイストを意識したいという意図があって、かなり難しかったです。

はま: オメガM・オメガFは本当に息をのむ美しさで、バトルの内容と相まってかなり印象に残っています。

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はま: さて、次の質問です。絵本「ナマズオとだれもみたことのないものの作画を担当されましたね。絵本の絵を担当するのは初めてかと思いますが、ゲーム開発とは何か違いましたか?

長嶺: 違いましたね! 今回は織田さんのストーリーがほぼ完成している状態で、どういう絵を描けばよいかを確認して描いていきました。しかし、ゲーム開発ではこれまで同じキャラクターを色んな角度や表情で描くことがありませんでした。1回描いたらおしまい、という感じなのですが、絵本ではストーリーにあわせて絵を変化させていく必要があります。

しかも、ナマズオやウソウソのような「ミニオン」は基本的に表情がなくて、手足も短いので感情を表現しづらい。そこを絵本でどう表現していくか、というのは新鮮な作業であると同時に、結構大変でした

はま: たしかに、ミニオン自体には表情がないですね!!ゲーム内だとイキイキと動いているので、気にしたことがありませんでした!!(笑)

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はま: さてさて、定番の「私の仕事道具紹介」コーナー! 仕事をするにあたり、欠かせないもの、お供にしているもの、便利なものなどを教えてください。

長嶺: そうですね...... 仕事道具ではないのですが、グッズのサンプルをいただくことがあるので、積極的に飾って励みにしています。なかでもお気に入りはナマズオの「マスコットコインバンクです。かなり再現度が高くて、いいですよね。

はま: あの、首がとれるやつですね!(笑)たしかに質感もリアルかもしれません。

それでは最後に、ヒカセンのみなさんにメッセージをお願いします。

長嶺: FFXIVをプレイしてくださり、ありがとうございます。これからもモンスターやミニオンでゲームを盛り上げていきたいとおもいますので、FFXIVのキャラクターたちをよろしくお願いいたします!

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いかがでしたでしょうか?
最後に......

今回のブログにどうしても入れ込みたかった、初公開アートをご紹介させてください。

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このボスたちも長嶺さんデザインでした!
何度見ても、ため息が出るほど美しい...... 

これからもモンスターたちとの新たな出会いが楽しみですね!!

以上、バックステージ調査隊、コンセプトアーティスト:長嶺裕幸さんの回でした!

FF14バックステージ調査隊バックナンバー

第1回:世界設定/メインシナリオライター:織田万里さん
第2回:リードレベルデザイナー:高橋新さん
第3回:WEBディレクター:高地浩之さん
第4回:UIアーティスト:関洋一さん

はま(宣伝チーム)

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