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FF14バックステージ調査隊③WEBディレクター:高地浩之さん

こんにちは、宣伝チームのはまです。
FFXIVの裏側で活躍する人たちの声をお届けする不定期連載「FF14バックステージ調査隊」!

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今回は第1、2回を担当した宣伝 みやみやに代わり、姉(設定)の私よりお届けします。
ご紹介するのは、ヒカセンの多くが一度は閲覧したことがあるであろうプレイヤーズサイト「Lodestone」のバックステージです!

これまで生放送などに出たことのないニューフェイス ......といっても、FFXIVチームには『新生エオルゼア』のローンチ前から在籍しているベテランスタッフ。WEBディレクターの「高地浩之」さんです!

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▲高地さん自作のイメージキャラクターです

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はま: ではさっそくですが、まずは簡単な自己紹介をお願いします!

高地: WEBディレクター高地浩之と申します。

自分が所属しているLodestoneチームは、Lodestoneをはじめ、FFXIVの公式プロモーションサイトやパッチの特設サイト、他にもオンラインストアやモグステーションなどを制作・運営しています。私含めて数人のメンバーがいて、その中でも私は「Lodestone」をメインで担当しています。

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はま: 宣伝チームはプロモーションサイトや特設サイトの制作などでLodestoneチームと連携することが多いのですが、私個人でいうと、業務範囲のせいかこれまであまり高地さんとは接点がありませんでしたね。1年以上前に飲み会で席が隣だったりしたくらいで......(笑)。 今日は色々と聞かせてください!

さて、Lodestoneとは一言でいっても、色々な機能がある大きなサイトですよね。

高地: そうですね。FFXIVのゲーム内の情報をあらゆる面からウェブ化しています。
マイキャラクターの情報を参照できる機能もそうですし、「エオルゼアデータベース」 ではアイテムやクエストをはじめとする様々なゲーム内の情報を閲覧できるようになっています。また、これらの情報をゲームのアップデートにあわせて更新していくことも、私たちの仕事です。

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▲エオルゼアデータベースでは、テキストコマンドまでチェックできることを皆さんはご存じだろうか......

はま: ウェブに関して素人の視点から質問しますが...... ゲーム内の情報と連携させるとなると、通常のウェブサイトとは管理の勝手が違うのでしょうか。

高地: はい、FFXIVでは「ゲームのデータを中継するデータベースサーバー」と「Lodestone上のデータを管理しているデータベースサーバー」が別々です。このため、Lodestoneでゲーム内の情報を表示する際には、2つのサーバーをつなぎ、データを変換・蓄積していく必要があります。

例えば、ゲーム内で装備を変えた際、Lodestoneのキャラクター情報にも変更が反映されるまでにタイムラグがあります。これは、2つのサーバー間で情報をやり取りしているからです。

JP20201228_he_04.png だいぶ簡素化していますが、イメージ図を作ってみました

最近であれば、ゲーム側のデータベース の内容が平均1時間くらいでLodestoneにも反映されるようになっています。しかし約7年前に「新生エオルゼア」を公開した直後は、想定以上のデータ量が流れてきたことや、設計に甘い部分があり、反映されるまでに最大で半日以上かかっていた事がありました。

「反映される頃には情報が古すぎて、ウェブで見られる意味ないね?」というような状況で(苦笑)。 ゲームのWebプログラマー班の担当者と相談しながら、メンテナンスを重ねてきた結果が今の形になっています。

■■ 入社した時、「Lodestone」チームは自分ひとりだった ■■

はま: 話が遡りますが、そもそも高地さんはいつ頃からFFXIVチームにいるのでしょうか?

高地: 新生がローンチする1年半ほど前です。採用時の面談で吉田P/Dと話をしたときから「Lodestoneを作る」というミッションは明確でした。とはいえ入社したときは、他にチームメンバーもいなくて。

はま: ひとりとは (笑) 。なかなかの緊急事態ですね。

高地: 1ヶ月後には旧Lodestoneを担当していたデザイナーが加わり、他にも前職の繋がりから声をかけるなどして、チームメンバーを増やしていきました。

入社当時といえば2週間ほど、ひたすら旧FFXIVや他社のオンラインゲームをプレイして、当時のオンラインゲームを勉強していました。自分自身、学生時代に『ウルティマオンライン』をプレイした経験はあったものの、社会人になってからはオンラインゲームを触っていなかったので。

はま: その頃といえば、旧FFXIVと「新生エオルゼア」を並行して開発していた時期ですよね。

高地: そうですね。私は旧FFXIVの方には関わっていないのですが、旧FFXIVの頃からLodestoneはプレイヤーの皆さんに大切に使っていただいていたので、新しく作り直すプレッシャーはありました。

しかも『新生エオルゼア』のローンチに合わせるという決まったスケジュールの中で、これだけ大きな規模のウェブサイトを任せられた事はなかったので、肉体的にも精神的にも大変だった事がすごく印象に残っています。

JP20201228_he_05.png ▲旧Lodestoneでも日記は人気機能だった。まだ「エオルゼアデータベース」などはなかった

JP20201228_he_06.png ▲新生した当時のLodestone。今のLodestoneとも少し雰囲気が違う

はま: 今や色々な機能を揃えているLodestoneですが、ずばり、当時からどのようなサイトを目指していたのでしょうか?

高地: 「コミュニティを広げる」と「情報を見る」という2本柱を大きな目的として位置付けています。
「コミュニティを広げる」という点でいうと、ゲームをやっていない時間でもプレイヤー同士が繋がれる要素として日記があり、「情報を見る」という要素でいうとデータベースを用意しています。他にも最新のお知らせやトピックスもいち早く確認できます。

あとは自分のキャラクターの情報を外出中に見ることができると、テンションもあがると思って (笑) 。 昨日はどこまでレベルを上げて、アラガントームストーンをいくつ貯めて...... というのを、いちいち覚えていなくてもすぐに確認できるので、そういった点を便利に感じていただければと思っています。

■■ 人知れず「ジョブガイド」が強化されていた ■■

はま: 初めて聞く話ばかりで、Lodestoneリリースの話だけで時間を使い切ってしまいそう...... 次の話題に行きます!高地さんにとって印象に残っているお仕事は何でしょうか?

高地: 「ジョブガイド」を立ち上げたことですね。
「ジョブガイド」はそもそも、『紅蓮のリベレーター』のリリースにあわせて公開したページです。当時、全ジョブのアクションが大きく改修されて、変更点をパッチノートに書ききるにはボリュームが大きすぎました。バトル関連の担当者から「わかりやすく伝えられないか?」という相談があったので、ジョブやアクションに特化したページを提案しました。

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『紅蓮のリベレーター』アーリーアクセスのタイミングでページを公開したところ、「わかりやすい」と好評価をいただきました。それもあって更新を続けていくことになったのですが、自分で提案してみたものの結構、運用が大変で......(笑) 。

はま: といいますと?

高地: 当時の「ジョブガイド」ではほぼ全てのアクション説明を1つ1つ手作業で、ゲームの情報を反映していたんです。1回きりなら頑張ればなんとかなるのですが、ゲームにアップデートが入るたびに更新しなければいけないため、結果としてすごい作業量になってしまいました。
ガイドとして出すからには正確性も大切なので、QAもみっちりお願いして...... ということをやっていたらQAチームからも悲鳴が......。

はま: たしかに、数字も多いし大変そうです。

高地: でもプレイヤーの皆さんに喜んでいただけたことも嬉しかったので、続けて更新していきたいと思ったんです。しばらく手作業で更新を継続していくうちに、続けていくには自動化が必要と感じました。

ゲームのデータが自動で反映される仕組みをコツコツ作って、やっと自動化されたのがパッチ5.05です。今では、ゲームにアップデートが入れば「ジョブガイド」もほぼ自動で更新されるようにバージョンアップしています。プレイヤーの皆さんから見えるページは何も変わらないのですが、この自動化の仕組みはこれまでのノウハウが凝縮されたものとなっています。

■■ 「コミュニティファインダー」誕生の裏側 ■■

はま: 最近の動きでいうと、「コミュニティファインダー」のローンチもありましたね。

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高地: はまさんはご存知のとおりですが、「コミュニティファインダー」は宣伝チームとLodestoneチームで一緒に作ったサイトです。宣伝チームの「コミュニティ間のつながりをサポートしたい」という想いと、Lodestoneチームが別で考えていた「募集を作って人と人を繋げる」という企画に共通点があったことから、一緒にやりましょう、という話になりました。

はま: 私は直接の担当ではありませんが、宣伝チームの他メンバーとかなり細かなやり取りを重ねていたのを近くで見ていました。

高地: 社内で沢山の人にフィードバックをもらいながら設計しました。情報がパッと見てわかりやすく伝わるように、見た目はとてもこだわって作りましたね。募集を出す人が簡単に入力できるようにしたり、募集を探す人が複雑な設定をしなくても目的に近いものが見つけられるようにしたり。

デザインを組むところは外部の会社に委託し、綺麗でスッキリとしたUIに仕上げました。募集ページは作りこもうと思えば凝ったデザインにもできるような機能を入れています。

はま: 公開してみて、手ごたえはいかがですか?

高地: 反響も常にウォッチしていて、好意的なフィードバックをいただいていてよかったです。すでにフォーラムでもご意見をいただいているので、今後も利便性をあげていけないか検討しています。

気になった募集をお気に入りに登録する機能だったり、FCをこれから立ち上げるための有志を集めるための機能だったり...... ちょっと時間はかかるかもしれませんが、検討中です。Lodestoneでは同じように人を集めるという「イベント&パーティ募集」という機能があるので、うまく棲み分けながら使っていただけるようにしたいと思います。

■■ プライベートでもPCは手放せない! ■■

はま:定番の「私の仕事道具紹介」コーナー!仕事をするにあたり、欠かせないもの、お供にしているもの、便利なものなどを教えてください!

高地:ずいぶん考えたのですが、「PC」しか思い浮かびませんでした (笑) 。 プライベートでも、ウェブまわりの情報を色々と集めたり、ちょっと開発をして遊んでみたりしています。

JP20201228_he_09.png▲私物のPC

はま:やはり日々、勉強されているのですね。

高地:四六時中ではないですけど(笑)。 ウェブも、時代とともに使うツールや閲覧者の使い方などが変わっています。すごいサイトを見つけたりすると、思わずとブックマークしちゃいますね。FFXIVだと、どうしてもゲームのデータがついてくるので全く同じことをできることの方が少ないのですが、応用して使うためのアイディアのひとつにはなります。

はま:それでいうと、プレイヤーさんの制作したサイトを拝見していると高度なウェブ職人をお見かけしますよね!

高地:そうなんですよ! フォーラムを見ていても技術的な投稿をいただくことがあって、オンラインゲームだから詳しい方が多かったりするのかな。

はま:たしかに、そういう側面もあるのかもしれませんね。では、最後にプレイヤーの皆さんに向けてひとことお願いします!

高地:FFXIVを遊んでいるプレイヤー皆さん およびLodestoneなど各種サイトをご利用頂いているプレイヤーの皆さん、いつもありがとうございます!

パッチ5.35では「コミュニティファインダー」を無事にプレイヤーの皆さんに届けられることができました。このサイトを通じて一人でも多くの方がご自分にあった新たなコミュニティに参加できることを願っています。
引き続き利便性の向上、機能追加などをおこない長く使いやすいサイトにしていきます。ご期待ください。


最後に...新型コロナウィルス感染症はまだまだ世界中で猛威を奮っていますが、どうかお体に気をつけながらFFXIVをプレイしてLodestoneにも足を運んでください。

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▲Lodestoneに携わっているメンバーです!

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私にとっても意外な発見が多く、長いインタビューになってしまいました......!

ゲームの開発スタッフはもちろん、本日ご紹介したウェブを含む"運営"側のスタッフも日々、工夫を重ねています。
お時間があるときに、Lodestone内を探索してみてください!

宣伝 はま

★FF14バックステージ調査隊バックナンバー★

第1回:世界設定/イベント班:織田万里さん

第2回:レベルデザイン班:高橋新さん

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